約 316,028 件
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/566.html
妊娠過程&食葬 9KB これは、餡小話から消えてしまった、過去作「anko041 妊娠過程」と「anko042 食葬」を一部修正して、一つのファイルにまとめた物です。 妊娠過程 すりっ……すりっ……すりすりすりすりずりずりずりずりずずずずずずずず…… ぬっちゃぬっちゃ……ぬっぷぬっぷ…… ぱんぱんぱん!ぱちんぱちんばちん! すぱんすぱんすぱんすぱん!すぱぱぱぱぱぱぱぱ…… 「「ゆっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ずっぎりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃひひひぃぃぃぃ!!!」」 今、ゆっくりまりさとゆっくりれいむが同時に果てた。 交尾の終了と共に、すぐれいむの腹が膨れ始める。胎生妊娠のようだ。 父親役であるまりさが絶頂に達し、陰茎から精子を放出した瞬間、何千何万もの因子は直ちに母れいむの餡子と反応し、その全てが赤ゆっくりとなる。 つまり、今この瞬間、母れいむの胎内には何万匹もの極小の子供達が入っているのである。 彼女達は、母親の餡子をクッション代わりにして、気持ち良さそうに眠っている。 「れいむににた、おうたの上手な子がうまれるといいのぜ!」 「まりさみたいに、げん気でかりのじょうずな赤ちゃんがうまれるとゆっくりできるよ!」 今父と母になった二匹は、そう言い合ってゆっくりと過ごし、親愛のすりすりをして眠った。 「ゆぅ……おかーさんのなかあったかいね……」 「そうだね……あったかくてゆっくりできるよ……」 両親がすっかりいびきを立てて眠りに落ちた頃、胎内の赤ゆっくり達は目を覚ました。 ぎゅうぎゅうに押し込められて辺りは真っ暗、隣の姉妹の姿すら見えない状況だが、彼女達は泣いたりしない。実にゆっくりとしている。 何故なら、自分のすぐ身近に母親の体温を感じられるから。 姉妹の肌がもっちりとしていて気持ちが良いから。 しかし、おそらくゆん生の中で最初で最後の実にゆっくりとした瞬間なのに、彼女達は「ゆっくりしていってね!」とは言わない。 何故なら、最初の「ゆっくりしていってね!」は産んでくれた両親に言うと決めているから。 胎内から飛び出したら、精一杯大きな声でおかーさんとおとーさんにあいさつをしよう。 そう考えると、赤ゆっくり達から自然と笑みがこぼれるのだった。 母れいむが妊娠してから三日が経った。 「きょうは、れいむの大すきなお花さんだよ!」 「虫さんをいっぱいたべて、えいようをつけてね!」 と、父まりさはいつも以上に狩りを頑張って、ごちそうを奮発してれいむにあげていた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 母れいむは満面の笑みでそれに応える。 しかし、その栄養満点な食べ物が、胎内の子供達をピンチに陥れていた。 「ゆゆ!?おかあさんのなかがせまくなってきているよ!」 栄養がたっぷりと入っている食べ物ばかりを食べていたせいで、母れいむの体内の餡子が増えてしまったのだ。 それによって、赤ゆっくり達のスペースが狭まっていく。 そして、それに追い討ちをかけるかのように。 「おなかすいたよー!」 いくら全く動かないといっても、意識を持ち始めてから三日も食事をしないとなると、さすがに辛くなる。 しかし、周りには食べるものがない。 栄養が取れなくて、赤ゆっくり達の体が弱くなる。 更に時間は過ぎ、母親の餡子は更に外から圧迫してくる。 食べ物が無いから更に体が弱くなる。 そして、臨界点を超えた瞬間。 「ゆぶべ!!!」 赤ゆっくり達の塊の中心に居た一匹が潰れた。 それを皮切りに、中心に近い赤ゆっくりから次々と潰れていく。 「ゆばぁ!」 「ゆぶぶ!」 「ゆべし!」 「もっとゆっ……ゆあばぁ!」 潰れた姉妹の隣に居た子ゆっくりの顔に、生暖かい液体が飛び散る。 それは母親のぱさぱさしてまずい餡子とは違う、もっとみずみずしくて、ねっとりとした餡子。 彼女達は顔に付いた汚れを落とそうと、それを舌で舐めとる。 「ぺーろぺーろ……し、し、し……しあわせぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 真っ暗な空間なので、それが何であるかは彼女達には分からない。 それどころか、自分の隣にさっきまで居た姉妹が、圧力で潰れて死んでしまった事にすら気付かない。 しかし、単純な餡子脳の更に出来損ないで出来ている、彼女達赤ゆっくりの思考で、ある事実が理解できた。 ――自分の周りにはあまあまがある。 こうなるともう止めることは出来ない。 空腹と圧死の恐怖から、頭の回転が止まってしまった赤ゆっくりにとっては、まさに起死回生の打開策である。 美味しい物をお腹一杯食べられる、さらに空間が開いてゆっくりできる、一石二鳥。 そうと決まれば即行動。 姉妹の血肉を舐め取った赤ゆっくり達は、潰れた姉妹とは反対側の赤ゆっくり達を食べ始める。 「おねぇちゃんやめてぇぇぇぇぇ!」 「でいぶおいしくないよぉぉぉぉぉ!」 「どぼじてこんなことするのぉぉぉぉぉ!?」 「もっとゆっくりしたいよぉぉぉぉぉ!」 阿鼻叫喚地獄絵図。 この時点で後手に回った赤ゆっくりは、確実にその短すぎるゆん生を終える。 何故なら、最初に食べ始めた赤ゆっくりは既に姉妹の餡子を取り込んで、食べた分だけ体積大きくなっている。 その上、食べていない方はほぼ餓死寸前で、立ち向かう気力も逃げる体力もない。 そして、そもそも動き回るスペースがない。 姉妹を食べ回った一部の赤ゆっくり達は、五分程姉妹の踊り食いを楽しみお腹が一杯になった頃、ようやく眠りについた。 「ゆっ!おなかの中で赤ちゃんがうごいたよ!」 「それはげん気なしょうこなのぜ!きっと、とってもゆっくりした赤ちゃんが生まれるのぜ!」 胎内の惨状を知らない両親は、そう間抜けな声をあげた。 大きな赤ゆっくりは、お腹が空いたらまた周りの赤ゆっくりを食べ始める。 その姿にもうためらいは無い。 お腹一杯になったら寝る。 小さな赤ゆっくりはひたすら恐怖に震える。 そんな胎内の生活が、母れいむが産気づくまで続く。 「ゆふぅぅぅぅぅ!!!ゆふぅぅぅぅぅ!!!あかちゃんがうばれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆっ!れいむ!がんばるんだぜ!!!ゆっ、ゆっ、ふぅーするんだぜ!」 遂に出産の時が近付いた。 母れいむは近所のぱちゅりーから聞いた「ラマーズ法」をしながら必死の形相で踏ん張る。 父まりさは赤ゆっくりが飛び出しても大丈夫なように、母れいむの下に、命よりも大事な帽子を置き、更にそれが汚れるのも構わずに、クッションになる枯れ葉や土を乗せる。 「ゆぐぅぅぅぅぅ!!!うば、うば……うばれるぅぅぅぅぅ!!!」 すぽーん! 赤ゆっくりは勢い良く飛び、父まりさが敷いたクッションの上に落ちた。 赤いリボン、赤れいむである。 いくらクッションがあったとはいえ、とてつもない衝撃でぶつかったので、赤れいむは痛みでしばらく起き上がることが出来ない。 この無駄とも思える出産時の勢いは、母親の胎内で起こった惨劇、忌々しい共食いの記憶を忘れさせるためのものではないかと、最近は言われている。 「ゆぐぐぅぅぅぅぅ!!!またうばれるぅぅぅぅぅ!!!」 産道はまだ閉じず、そこからまりさ種特有のふてぶてしい顔を覗かせている。 父まりさは急いで、まだ痛みに震えている赤れいむを脇にどかし、赤まりさ射出に備えている。 すぽぽーん! 最後の一匹だからだろうか、最初の赤れいむよりも勢い良く飛び出し、同じくクッションの上に落ちた。 赤まりさは痛みに震えて白目を向いている。 姉である赤れいむは、痛みが既に引いたみたいで、心配そうに妹を見つめている。 「まりさだいじょーぶ?ぺーろぺーろするから、がんばってね!」 早くもお姉さんらしい行動をするれいむ。父まりさはそれを愛しい目で見つめる。 やがて赤まりさの震えが止まり、残りの家族の顔がぱっと輝いた。 「「「「ゆっくりしていってね!!!!」」」」 絵 byペットショップあき 食葬 一匹の長老ぱちゅりーが死んだ。 「ぱちゅりーはこのむれの長として、ゆっくりしないでがんばってくれたよ……」 「だから、みんなでそうぎのじゅんびをしてね……」 (むきゅ……みんな……ぱちゅりーはまだ生きてるよ……) 一匹の長老ぱちゅりーが死んだ……ように見えた。 この長老ぱちゅりーは珍しく長生きし、珍しく老衰という死を迎えようとしていた。 老衰はすぐには死ねない。 外側の餡子からゆっくりと機能を停止する。 移動するための下半身の餡子が動かなくなる。 瞼がゆっくりと下り視界が閉ざされる。 そして老化が徐々に中枢餡に到達し、老衰開始時から約半日後、ようやく完全な死を迎える。 通常、長老は他のゆっくりがあまり入ってこない森の奥地に一匹で暮らす。 これは老衰時、他のゆっくりから発見されるのを遅らせるための知恵である。 決して奥の方に引っ込んでいたほうが長老っぽくて格好良いとか、そういう理由ではない。 この長老ぱちゅりーの場合、遅刻常習犯のホームヘルパーありすが珍しく早起きしてしまったため、完全に死ぬ前に発見されてしまった。 このような場合、死ぬ方にとっては大変な不幸である。 何故なら…… 群れの中心にある集会場、葬儀はここで行われた。 「これから食葬をとり行うよ」 集会場の中央にある切り株に登った、長老の側近れいむが開会の宣言をした。 この群れでは長老が死んだ場合、食葬と呼ばれる埋葬が行われる。 文字通り、群れのゆっくり達が死体を食べるという埋葬方法である。 長老ゆっくりの餡子を他のゆっくりが食べる事で、彼女の膨大な知識と豊富な経験を取り込もうとしているのだろう。 「じゃあ、まずはれいむから食べるよ」 側近れいむが背中の皮をひと齧りした。 (むぎゅぅ!むぎゅぎゅぅぅぅぅぅ!) 意識が残っている長老ぱちゅりーは痛みに悶え苦しむ。 しかし、体を動かす事は出来ないので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。 「むーしゃ、むーしゃ……」 側近れいむはそれだけを言うと、静かに涙を流した。 それ以降は口に残った皮を完食するまで、ただただ大粒を涙を流し、黙って咀嚼した。 それを見届けた別の側近のまりさが、舌と枝を器用に使って、側近れいむが齧った穴から長老の餡子を取り出した。 そして、葬儀に参加していた群れのゆっくり達に、少しずつ餡子を分けて配る。 (むっぎゅぅぅぅぅぅ!やめてぇぇぇぇぇ!!!ぱちゅりーはまだいぎでるのよぉぉぉぉぉ!!!) 涙を流したいのに、既に瞳は乾いているので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。 取り分けられた小さな餡子や皮の欠片を、群れのゆっくり達が食べる。 「むーしゃ……むーしゃ……」 「ままぁ……」 「おかーしゃん……」 彼女達から、思わず赤ちゃん言葉が漏れる。 甘すぎず、苦すぎず、それでいてさっぱりと爽やかな味。 それは、植物型妊娠で生まれたゆっくりにとっては、初めて食べたお母さんの茎の味。 胎生型妊娠で生まれたゆっくりにとっては、初めて食べたお母さんの口から出された餡子ペーストの味。 親も子も等しく分けられ、等しく食べて、等しく涙する。 長老ぱちゅりーの体は殆ど群れゆっくりの腹に収まり、残るは中枢餡のみになった。 ここで、切り株の上に、次期長老となる長老の子のぱちゅりーが上がった。 側近達が枝を組んで作った神輿の上に中枢餡を乗せ、恭しく壇上に上げる。 「むきゅ、次期長老のぱちゅりーが、最後の儀式を行うよ!」 そう言うと、ゆっくりの口には少々大きな中枢餡を、彼女は一口で全て頬張った。 (むっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!やべろぉぉぉぉぉ!!!ぱちゅりーを食べるなぁぁぁぁぁ!!!) 叫びたいのに、もう口も声帯もないので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。 「むーしゃ、むーしゃ……じじじじあわぜぇぇぇぇぇぇ!!!」 生きながら喰われるという恐怖と絶望を味わい、それはとてつもなく甘くなっていた。 そして、次期長老ぱちゅりーは、自分の母親がそんな絶望や痛みを味わいながら死んだという記憶を取り込み、ショックで吐餡して平べったくなった。 既存作 SS 妊娠過程&食葬、 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ふたば系ゆっくりいじめ 19 賽の河原 ふたば系ゆっくりいじめ 24 れいむ死ね ふたば系ゆっくりいじめ 26 役立たず ふたば系ゆっくりいじめ 60 全自動すっきり阻止機 ふたば系ゆっくりいじめ 65 抗議 ふたば系ゆっくりいじめ 80 親離れ ふたば系ゆっくりいじめ 86 ドスの飾りは不名誉の証 ふたば系ゆっくりいじめ 115 DV ふたば系ゆっくりいじめ 158 虐待派不虐待日記 ふたば系ゆっくりいじめ 191 屠殺 ふたば系ゆっくりいじめ 232 降る 絵 ゆっくりSAW、ゆっくりサバイバー、10億分の1のゆっくり 自作SSの挿絵、各種一枚絵 作者:ゲームあき ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 絶対生まれてきた赤ゆ絶対ゲスやろ。 -- 2018-05-09 20 27 32 ああ、カマキリか カマキリに失礼だな -- 2014-07-31 16 39 34 きもし -- 2012-07-18 20 33 20 最後の最後で・・・・・あーあ、まったく。 -- 2012-01-05 23 55 34 成る程…精子は数が多いからなぁ。 こういう発想もあるのか! -- 2010-10-02 22 29 07 きもくないゆっくりなんてゆっくりじゃない -- 2010-07-23 13 44 00 きもい。おもに挿絵がきもい。 -- 2010-07-15 22 48 33
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/578.html
飾りの価値は 起 21KB ※俺設定 ※東方オリジナルの設定をほとんど無視します ※4回に分けます 飾りの価値は 起 森の奥深く・・・。 大規模な野生ゆっくりの群れがあった。 彼らが住んでいる「ゆっくりぷれいす」と名づけられた集落は、 山菜や木の実、キノコなど、野生ゆっくりが主に主食にしている自然の植物が豊富にあり、 蝶々やバッタなど野生ゆっくりがよく食す昆虫たちもたくさんいた。 そこは、ゆっくりのゆっくりによるゆっくりのための「ゆっくりぷれいす」であった。 その群れの中のとある巣の中にて・・・。 れいむとまりさの番がいた。 れいむは胎生にんっしんしており、 今にも生まれそうであった。 「う゛・・・う゛・・・う゛ばれ゛る゛っ!!!!」 「でいぶぅうぅう!!!ゆっぐりぃいい!! ゆっぐりぃいい!!!あがじゃんうんでぇねえええ!!!」 苦痛のあまり、歯茎を剥き出しにして産気づいているれいむと、 嬉しさのあまり、涙を垂れ流しながら必死に応援するまりさ。 れいむのまむまむは、ゆっくりと開いていき、 ポン!!! という音と同時に、 「ゆふぅ~!!!」 と顔を赤らめて、気持ちよさそうに出産するれいむ。 ゆっくりの胎生にんっしんの場合、出産にすっきりの絶頂時と同等の 快感を得られると言われている。 地面に投げ出されたれいむの子供は、 ピンボールくらいの大きさをしたれいむだった。 れいむは地面をコロコロと転がっていき、 自然に回転が止まると、親のれいむとまりさの方を向き、 ニッコリと笑って、 「ゆっくちちていっちぇにぇ!!!」 と、舌足らずな挨拶を行なった。 「「ゆっくりしていってねぇええええ!!!!!」」 れいむとまりさは感動のあまり、笑顔で泣きながら、 赤れいむに挨拶した。 「う゛・・・う゛・・・う゛ばれ゛る゛っ!!!! ま゛だま゛だう゛ばれ゛る゛っ!!!!」 再び、れいむは歯茎を剥き出しにして産気づく。 その後、リズムよく ポン!!! 「ゆふぅ~!!!」 「ゆっくちちていっちぇにぇ!!!」 「「ゆっくりしていってねぇええええ!!!!!」」 という流れが3回ほどあった。 赤れいむと赤まりさが2匹ずつ、そこには生まれていた。 「う゛・・・う゛・・・う゛ばれ゛る゛っ!!!! づ・・・づぎでざい゛ご・・・だよ゛!!!!」 唇を大きく開き、これ以上にないくらい歯茎を露出し、 下手すればそのまま皮がツルンと取れそうなくらい、 産気づくれいむ。 「でいぶぅうう!!!がんばっでぇえええ!!!!」 れいむの体を心配し、舌を振り回すほどの応援をするまりさ。 その時であった。 ポムっ!!! 何か鈍い音がした。 「ゆぶっ!!!いだいっ!!!!」 出産する度に悦を味わっていたが、 この時ばかりは違った。 鈍い痛みがれいむのまむまむに走った。 れいむのまむまむから餡子が流れていた。 ブチブチと音を立てながら、徐々に餡子が漏れて行くれいむ。 「いだいっ!!!いだいっ!!!いだいよっ!!!」 出産前に見せた歯茎を剥き出しにして苦しんだ姿を再び見せたれいむ。 体中から汗を出し、必死でその痛みに耐えている。 れいむの苦しむ表情を見て、狼狽するまりさ。 どうして、こんなにれいむは苦しんでいるんだ!? 赤ちゃんを産むときはすごく気持ちよさそうだったのに!? れいむのまむまむから餡子さんが漏れてる!!! どうすればいいんだ!?まりさは分からない!! どうすればいいかわからない!!! そんなことをよそに、 れいむのまむまむから飛び出た赤ゆっくりがコロコロと 回っていき、次第に速度が遅くなっていった。 赤ゆっくりはれいむであった。 赤れいむは、先に生まれてきたゆっくりと同様、 愛らしい微笑を浮かべて、 「ゆっくちちていっちぇにぇ!!!」 と、れいむとまりさ、そして、他の赤ゆっくりたちに挨拶をした。 れいむとまりさ、他の赤ゆっくりたちは、顔が固まっていた。 何か見てはいけない何かを見てしまったかのようなその表情。 みな、目が点になり、口を半開きにして、ただただ、このれいむを見つめていた。 先に生まれた赤まりさの1匹が、この赤れいむに向けて、 物凄い表情で睨み付けながら、ギリギリを歯軋りをして、 「ゆっくちできにゃいゆっくちはゆっくちし」 何か口走った矢先、 「ゆっくり・・・して・・・い・・・て・・ね・・・」 と、まりさがたどたどしく、そして、よそよそしく、挨拶をした。 何か社交辞令が苦手な人が、 額に汗をかきながら見せるバツが悪そうな愛想笑いをしながら、 まりさは、 「ゆふ・・・ゆふふふ・・・」 と、生まれてきた赤れいむの視線を横に逸らしていた。 先ほど口走った赤まりさはずっと睨んでいる。 それだけでなく、次第に赤ゆっくり全員がれいむを睨み出した。 れいむは不思議がった。 どうして、れいむの姉たちは、れいむのことを睨んでくるのか。 どうして、お父さんのまりさは、れいむのことをちゃんと見てくれないのか。 どうして、お母さんのれいむは、あんなに苦しそうに痛がっていて、 生まれたばかりのれいむに挨拶をしてくれないのか。 このれいむの頭にはあるべきものがなかった。 そう。れいむ種特有のリボン。 これがなかった。 恐らく、出産時に、母れいむのまむまむにひっかかったのであろう。 そのため、母れいむは5度の出産で緩んでいたまむまむにリボンが引っかかった結果、 まむまむが裂けてしまい、餡子を流出してしまったのだ。 それから数日後・・・。 群れで医者をやっているぱちゅりーの治療によって、 母れいむの一命は取り留めた。 しかし、母れいむのまむまむは裂けてしまったため、二度とにんっしん出来ない体になってしまった。 れいむは呆然としていた。 今回、初めて出産し、念願の子供たちが生まれてきた。 れいむの夢は大家族を作ることであった。 いっぱいいっぱい、数え切れないほど子供たちを作り、 れいむとまりさの子供たちに囲まれて生活することを、常に考えていた。 なのに、れいむのまむまむが二度と使えなくなった。 「ゆぅ・・・。れいむのまむまむさんが・・・。」 れいむは虚ろな瞳で自身のまむまむを口惜しそうに見つめた。 す~りす~りタイプのにんっしんで、植物にんっしんをすれば、 まだまだ子供を作ることは可能である。 しかし、今のれいむにとって、植物にんっしんは非常にリスクの高い出産方法である。 胎生にんっしんの場合、ぺにぺにをまむまむに入れ、精子餡を射精することで、受精する。 そして、ゆっくりのまむまむにて、赤ゆっくりが成形されていく。 その際、ゆっくりの体内にある餡子を徐々にまむまむに移動していき、 長い時間をかけて、赤ゆっくりの栄養になっていく。 そのため、胎生にんっしんは、出産までおよそ1~1.5ヶ月という非常に長いにんっしん期間であるが、 母ゆっくりの体にも負担は少ない上、 母ゆっくりの体の中に赤ゆっくりがいるため、とてつもない衝撃が襲ってこない限り、 赤ゆっくりも安全であるというメリットがある。 植物にんっしんの場合、互いの肌をすり合わせる、通称「す~りす~り」で、 精子餡が皮に分泌されて、皮を通して、受精する。 その際、ゆっくりの頭上に枝ができ、 その枝に赤ゆっくりの実が連なってにんっしんするのである。 植物にんっしんは、体中の餡子で精子餡を受精されるため、 体の餡子をフルに使い、頭上に枝を作り、栄養を運んでいる。 そのため、受精後、即、にんっしんし、出産までに3日~1週間程度の短いにんっしん期間であるが、 その間、母ゆっくりの体に非常に負担は大きく、枝が外に露出しているため、 ちょっとの衝撃で枝が折れ、即、流産するケースが多い。 さらに、体中の餡子を使って受精するため、 受精のしすぎや、体力がない時にす~りす~りをした場合、未成熟な赤ゆっくり、子ゆっくりの場合、 枝がたくさん生え、黒ずんで栄養不足で死亡することが有名である。 特に、れいぱーありすが、手頃かつ感度がよいということで、す~りす~りを頻繁に使うため、 見る機会は非常に多いだろう。 す~りす~りによる植物にんっしんは健常なゆっくり向けのすっきりなのである。 この母れいむの場合、まむまむを傷つけた際、大量の餡子を流出してしまい、 その餡子を取り戻すのに、しばらく時間が掛るだろう。 ゆっくりの体質にて、一番傷ついている箇所を治癒するため、 仮に餡子を取り戻したとしても、まむまむの傷を癒すのに力が入ってしまうのである。 体の餡子は弱っている部分に一番栄養を運んでしまい、 使えなくなったまむまむに過剰に栄養が行くため、見た目上、健康そうでも所々に障害があれば、 体力は相当減少しているのである。 そのため、れいむはす~りす~りをすると命の危険があるのである。 さらに、母れいむのまむまむに引っかかっていたリボンはまむまむの奥に入り込んでしまったため、 取り出すことは出来なかった。 だから、このれいむは、生まれた時から飾りがないれいむであった。 ゆっくりにとって、飾りとは命の次、いや、命と同等といっても過言ではない。 ゆっくりは互いを識別する時、飾りで識別をする。 人間から見れば、全く同じれいむであっても、 ゆっくりから見れば、飾りを見て、れいむの識別を行なえる。 飾りさえあれば、どのれいむなのかというのがすぐにわかる。 そして、飾りがないゆっくりは、識別を行なえないため、ゆっくり出来ないゆっくりとされ、 侮蔑の対象であり、いずれ自分たちを襲ってくる敵と思う傾向がある。 この性質は、遺伝子レベルにまで到達しており、生まれてきたばかりの赤ゆっくりでさえ、 飾りの有無は、認識が可能なのである。 そのため、れいむの姉たちは、飾りのないれいむを見て、それが自分たちの妹だと認識せず、 ゆっくり出来ないゆっくりを排除しようとした。 そのため、赤まりさは、 「ゆっくりできないゆっくりはゆっくりしね!!!」 と言い掛けたのであった。 しかし、父まりさが赤まりさが飾りのないれいむを見て、そう言い切る前に、 他人行儀な挨拶で赤まりさの罵声を遮ったのである。 父まりさとて、ゆっくりである。 飾りのないれいむを見て、 ゆっくり出来ないゆっくりと罵り、飾りのないれいむを殺そうとする行為は、 別におかしなことではない。 むしろ、ゆっくりにとって、それはよくある出来事である。 飾りのない子供が生まれて、それを自分の子供だと認識できずに殺す。 それは特別なことではない。 しかし、なぜ、父まりさはそれをせず、困った表情で、れいむを見ようともしなかったのか。 話せば、長くなるが、これには理由があった。 この群れの長はドスまりさ。 このドスまりさ、なかなか聡明であり、 この恵まれた土地という好条件も重なって、 数年に分かり、ゆっくりたちを管理してきた。 だが、最近、豊富だった食料も段々と減っていき、 食料を維持するために、ドスまりさは、群れのゆっくりたちに、 む~しゃむ~しゃ制限、すっきり制限をするようにしたのである。 しかし、ゆっくりにとって、む~しゃむ~しゃ、 つまり、食事は、生きるための行為以外にも、ゆっくり出来る行為であり、 満腹になるまで食べるのがゆっくり出来ることであり、 食事を我慢するなど、ゆっくり出来ないことであった。 さらに、すっきりは、成体ゆっくりの楽しみであり、 自分の餡子を後世に残したいという本能の他に、 「赤ゆっくりや子ゆっくりはゆっくり出来るモノ」というゆっくり独自の信仰があり、 子供たちを作るという行為は非常にゆっくり出来るものとされている。 そのため、ドスまりさがいくら、制限を強いても、 違反するゆっくりが後に耐えなかった。 そのため、ドスまりさは違反したゆっくりにはそれ相当のペナルティを与え、 さらに繰り返すようであれば、死刑にすることもあった。 れいむとまりさは、すっきり制限をしている中、 ドスに必死に頼み込み、ちゃんとゆっくりしたゆっくりに育てるという誓いをして、 ドスもしぶしぶ折れ、すっきりの許可を得て、 この度、念願のすっきりを行ない、初のにんっしん、そして出産ということになった。 そして、生まれたこの飾りのないれいむ。 本能的に、こんなゆっくり出来ないゆっくりは、殺してしまいたいが、 殺せないのは、ゆっくりにもゆっくりなりの倫理観というものがあるからである。 ゆっくりにとって、ゆっくり殺しは禁忌であり、 特に親殺し、子殺しなど、一族間での殺害は、 最もゆっくり出来ない行為であるとされている。 このゆっくりの倫理観は、本能とは違い、生まれた時には、理解できていないのである。 そのため、生まれてきた子供たちに、親ゆっくりは、これらを教えるのである。 先ほどの赤まりさが、飾りのないれいむに向かって、死ねといったのは、このためである。 生まれたばかりだから、本能のまま口走ったのである。 例外として、 冬眠に失敗したゆっくりの家族が、生き残るために、子が親を食べる行為、 または、ゆっくり出来ない行為をするゲスゆっくりから身を守るための殺害は、 一部認められているが、基本的には、 ゆっくりがゆっくりを殺すという行為はゆっくり出来ない行為とされている。 俗に見られる自己中心的なゲスゆっくりたちのほとんどが、 親にこういうことを教わっておらず、自身の本能の赴くままに生きているのである。 自身の子供であっても、飾りがないだけで殺してしまうのは、こういう理由があるからだ。 しかし、いくら倫理観を持っているゆっくりとて、 飾りのないゆっくりを見て、いい感情を抱かないのは確かである。 父まりさがバツが悪そうにしていたのは、まさかれいむから、 ゆっくり出来ないゆっくりが生まれてくるとは思っても見なかったのであろう。 この群れのドスは、 ゆっくり殺しをしたゆっくりは問答無用で死刑にするのである。 群れの秩序を守るため、禁忌であるゆっくり殺しをするのは、 矛盾しているかもしれないが、ゆっくり出来ないゆっくりから身を守るためだ。 ドスに必死にお願いして、無理矢理、すっきりした結果、 飾りのないゆっくり出来ないゆっくりが生まれてしまった。 そして、感情に任せて殺してしまったら、 それこそ、父まりさと母れいむがゆっくり出来ないゆっくりとされて、 死刑にされてしまう。 そう思ったまりさは、この飾りのないれいむを、 リボンがないから自身の子供だと、認識出来てはいないが、 れいむから生まれきたから、恐らく自分たちの子供なんだろうと思い、 しぶしぶ挨拶したというところだ。 しばらくして、時が経った。 母れいむは、体調を戻し、元気になった。 そして、父まりさが狩りに出かけた後、群れに自分たちの子供を紹介した。 「ゆへん!!これがれいむとまりさのかわいいかわいいおちびちゃんたちだよ!!! ゆっくりしていってね!!!」 母れいむが下腹部を前に突き出し、自信満々に子供たちを紹介する。 「「「「ゆっ!!きゃわいくちぇごみぇんにぇ!!! ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!!!」」」」 4匹の赤れいむと赤まりさのが、満面の笑みで微笑む。 「ゆゆ~ん☆かわいいかわいいおちびちゃんだねぇ!!!」 「なかなかとはいはなおとびちゃんだちだわ!!!」 「かわいいおちびちゃんたちだねぇ!!わかるよー!!!」 「かわいいおちびちゃんたちなんだぜ!!!」 と、喜ぶ群れのゆっくりたち。 それもそのはずである。 ドスがすっきり制限を強いてから、しばらくの間、 赤ゆっくりは生まれていないのである。 久々のニューフェイスに感動し、ゆーゆーと盛り上がる群れのゆっくりたち。 そんな中、唯一浮かない顔をしているのが、飾りのないれいむである。 「ゆぅ・・・れいみゅもみんにゃとゆっくちちちゃいよ・・・」 他の4匹は、群れのアイドルとして、扱われているが、 飾りのないれいむだけ、誰も見ようともしない。 それどころか、姉たちからひどい扱いを受ける飾りのないれいむ。 「うりゅしゃいのじぇ!!!おりびょんしゃんのにゃいゆっくちはゆっくちちね!!!」 「おい!!!おかじゃりしゃんのにゃいゆっくち!!!にゃんでおみゃえはきょきょにいりゅにょ!!!」 「しょうだよ!!!きょきょはれいみゅたちのゆっくちぷれいしゅにゃんだよ!!! しょんにゃこちょもしりゃないなんちぇ、ばきゃなの?しにゅの?」 ゆっくちできにゃいゆっくちはゆっくちぷれいしゅきゃらでちぇいけ!!!」 飾りがないから妹だと認識できない赤ゆっくりたち。 それを見た群れのゆっくりたちは・・・。 「お、お、おちびちゃんたち・・・。 あんまりゆっくりできないことばはつかわないようが・・・。いいよ・・・。」 「そ、そ、そうだよ・・・。もっとゆっくりしよ・・・ねぇ・・・。」 「そ、そ、そうよ・・・。とかいはは・・・。ゆっくりするものよ・・・。」 何かよそよそしいゆっくりたち。 誰もが飾りのないれいむを見ようとしない。 そして、母れいむですら、 「・・・」 飾りのないれいむをまるでそこにいないかのように、ひたすら無言で無視していた。 その表情は喜怒哀楽のいずれでもない、まさに無表情。何も感じていないといったところだ。 「どぼぢでしょんにゃこちょいうのぉおぉおお!!!!」 「きょのゆっくちできにゃいゆっくちがわりゅいんでしょ!!!」 「しょうだよ!!!このゆっくちできにゃいゆっくちがわりゅいんだよ!!! ゆっくちりちゃいしちぇね!!!」 「ゆぎゃぁあ!!!まりしゃはにゃんだきゃおこっちゃのじぇ!!! このゆっくちできにゃいゆっくちをせーしゃいすりゅのじぇ!!」 さらに冗長する赤ゆっくりたち。 「ゆんあああああ!!!れいみゅはみんにゃといっちょににゃきゃよきゅちちゃいよぉお!!!」 ついにゆんゆんと泣き出した飾りのないれいむ。 「うるしゃいのじぇ!!!これじぇもくりゃうのじぇ!!!」 赤まりさは飾りのないれいむにしーしーをかけ始めた。 「ゆげぇええ!!!くちゃいぃいい!!!やめちぇぇええ!!!」 飾りのないれいむの顔に、赤まりさのしーしが直撃した。 飾りのないれいむは下腹部をクネクネしながら、逃げようとする。 「ゆゆん!!くじゅがせーしゃいされちぇるよ!!!」 「しょうだ!!!れいみゅたちもせーしゃいしゅるよ!!!」 「うん!!!みんにゃでせーしゃいすりゅよ!!!」 「「「ちゅ~ぱ~ち~ち~たいみゅ~!!! はじまりゅよ!!!!」」」 赤ゆっくりたちは、4匹で飾りのないれいむを囲み、四方からしーしーをかけ出した。 「「「「ちゅっきりぃいいぃい!!!!」」」」 厭らしそうな顔をして、満足している表情の赤ゆっくりたち。 「ゆびぃいい!!!くちゃいよぉおお!!! ゆんやぁああ!!!!たしゅけちぇえぇええ!!!!!! おきゃあしゃんんん!!!おきゃあしゃんんん!!!」 しーしー塗れになりながら、必死で母親に助けを呼ぶ飾りのないれいむ。 「・・・」 しかし、そんな声を聞いても助けようともしない母れいむ。 無言。しーし塗れになっている飾りのないれいむを見つめて何もしない。 「にゃにいっちぇるのじぇ!!!おきゃあしゃんはまりしゃたちのおきゃあしゃんなのじぇ!!!」 「しょうだよ!!!おきゃあしゃんはおみゃえみちゃいなゆっくちしちぇいないゆっくちなんきゃ、 うみゅわけにゃいでしょ!!!」 「ちーちーまみりぇでくちぇいよ!!!!」 「お~あわりぇあわりぇ!!!!」 「やめなさい!!!!」 その時、大きな怒鳴り声が聞こえた。 この群れのドスまりさである。 「おちびちゃんたち!!!どうして、れいむをいじめるの!!! みんなのいもうとでしょ!!!なかよくしないとだめでしょ!!!」 ドスまりさは、他のゆっくりと違い、飾りがないからといって、認識できないことはない。 飾りがないだけで、この飾りのないれいむは、れいむであることを分かっているのである。 「むきゅ!!!そうよ!!!いじめなんてゆっくりできないわ!!!」 ドスの隣にいる参謀のぱちゅりーも言った。 このぱちゅりーは群れの参謀でもあり、医者でもある。 れいむのまむまむを治療したのもこのぱちゅりーである。 「それにみんな!!!どうして、おちびちゃんたちが、れいむをいじめているのに、 だまっているの!!!おちびちゃんをちゅういしないなんて、どういうことなの!!!」 群れのゆっくりたちにも怒鳴ったドス。 「いやぁ・・・ちゅういはしたんだけどね・・・」 「そう・・・ちゅういはしたわ・・・いじめなんてとかいはじゃ・・・ないし・・・」 「お、おちびちゃんたちが・・・いうこと・・・きいてくれなかったんだよ・・・」 群れのゆっくりたちは、みな、ボソボソと呟きながら反論する。 みな、ドスの目を見ようとせず、視線を斜め上に向き、目を逸らす。 「みんな、おとななんだから!!!おちびちゃんたちに、 やっていいこととわるいことをおしえないといけないでしょ!!! そんなこともわからないなんて!!!!」 目を真っ赤にして怒るドス。 今にも襲ってきそうな勢いで群れのゆっくりに、 その大きな体で歩み寄っていく。 「「「ゆぅ~~~~!!!!ご、ご、ごめんなさいぃいい!!!!」」」 群れのゆっくりたちは、みな体をすくませて、ビクビクと震えていた。 そして、ドスは母れいむの方へ振り向いた。 「れいむ!!!あなた!!!どういうつもりなの!!! おちびちゃんたちをとめなかったなんて!!!」 ドスは母れいむを睨みつけた。 「ゆっ!ゆっくりごめんなさい!!!れいむ、かんがえごとしてたよ!!! あ、ごめんねぇ~~~!!!おかあさん、きがつかなったよぉ!!! こんどから、ちゃんときをつけるから、ゆっくりゆるしてね!!! おちびちゃん☆」 今までの無言の無表情が嘘のように、饒舌に話出したれいむ。 飾りのないれいむに向かい、微笑みながら、左目を閉じ、ウインクする。 「ゆぅ・・・おきゃあしゃん・・・ゆっくちしちぇいっちぇね!!!」 飾りのないれいむは、少し微笑んだ。 「にゃにいっちぇるの!!!おみゃえにゃんきゃ!!!」 「やめりゅのじぇ!!!!」 赤れいむが飾りのないれいむに叫ぼうとしたら、 赤まりさが叫んだ。 「どしゅ!!!まりしゃがわるかっちゃのじぇ!!! ゆっくちごみぇんにゃしゃい!!!」 赤まりさは、ドスの方へペコリと頭を下げた。 「どすにあやまるのはまちがってるよ!!! れいむにあやまりなさい!!!」 ドスは赤まりさに言った。 赤まりさは、ドスに背を向け、飾りのないれいむの方へ向き、 ペコリと頭を下げた。 「ゆっくちごみぇんにゃしゃい!!!」 しかし、顔を上げた瞬間、赤まりさの顔は、 いかにも悪人顔と言った表情である。 それを見た、残りの赤ゆっくりたちも、同様にドスに背を向けて、 飾りのないれいむに謝り出した。 当然、最初に謝った赤まりさと全く同じ表情で・・・。 その表情を見た飾りのないれいむは、 ゾッとし、顔が真っ青になり、体を後ろに仰け反った。 「さあ、おちびちゃんたち!!! おとうさんがおうちでごはんさんをもってかえってきてると、 おもうから、ゆっくりおうちへかえるよ!!!」 母れいむは笑顔で赤ゆっくりたちに話しかける。 「「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」」 と、母れいむと赤ゆっくり4匹たちは、 しーしー塗れの飾りのないれいむだけは、 その場に取り残して、ゆっゆっと飛び跳ねて、巣に戻っていった。 「そ、そ、それじゃあ・・・れいむたちも・・・」 「そうね・・・い、いつまでもここにいるのはいなかものよ・・・」 「おうちにかえるんだね・・・わ、わかるよ・・・」 群れのゆっくりたちも、みな、せかせかと、逃げるように散っていった。 「むきゅ!!!まちなさい!!!」 ぱちゅりーは、叫んだ。 お下げを地面に叩きつけながら、むきゅむきゅと叫んだ。 「れいむ・・・。だいじょうぶかい?」 ドスはやさしく微笑みながら、飾りのないれいむに問いかえる。 「ゆぅ・・・どしゅ・・・たしゅけちぇくりぇちぇ・・・ありぎゃとう・・・」 飾りのないれいむはモジモジしながら、ドスへ感謝の言葉を言った。 「れいむ!こんど、みんなにいじめられたら、どすにすぐいってきてね!!! どすがゆっくりできないれいむとおちびちゃんたちをおこってあげるから!!!」 「ゆぅ・・・どしゅ・・・おきゃあしゃんを・・・いじみぇないで・・・」 飾りのないれいむは目をウルウルさせながら、ドスを見上げた。 「おきゃあしゃんは・・・れいみゅの・・・ だいしゅきな・・・おきゃあしゃんだよ・・・ れいみゅ・・・いじわりゅすりゅ・・・ まりしゃたちは・・・きょわいけど・・・ おきゃあしゃんは・・・だいしゅきだよ・・・ だっちぇ・・・きょう・・・ おきゃあしゃん・・・はじみぇちぇ・・・ れいみゅをみちぇ・・・わりゃってくりぇちゃんだ・・・」 ドスはこのれいむを哀れだと思った。 飾りがないばかりに、母親から疎まれ、 姉たちからいじめられて、 それでもなお、母親を愛しているれいむを。 そして、母れいむはドスに怒られたくないから、 れいむに向けた作り笑いの笑顔が愛情と感じるれいむを。 「どしゅ・・・れいみゅ・・・みんにゃが・・・ だいしゅきだよ・・・」 と、言い残し、巣へ戻っていく。 ドスは、その後ろ姿を見て、 れいむに幸せなゆん生を歩めるように、 ゆっくりの神に心の中で祈っていた・・・。 続く。 あとがき 前半、設定凝り過ぎた。 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 本来すぐ抹殺するのが飾りなしだからな、この群れはかなり善良な群れだな -- 2012-12-17 19 27 01 とりあえず飾りのないゆっくり以外のこいつらはブチコロ -- 2012-02-29 06 09 46 え?れいむ種ってゆっくりだったんだ。 俺はてっきり交通安全指導のダミー人形君みたいに、ネタがないときとかどの種を殺すか考えるのがめんどくさいときとかに、 適当に殺すためのネタなんだとばかりおもってたよ -- 2011-11-02 23 12 25 無駄に増えるだけが能の癖にそれすらまともに出来ないなんて流石はれいむ種、ゆっくり最大の汚点だな -- 2010-08-26 20 09 02
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2761.html
・このSSには死ぬゆっくりとそうでないゆっくりが出ます ・作者に都合の良い独自設定があります ・色々とパロディした所があります ・これを書いたのはHENTAIあきです!HENTAIアレルギーの方は読まないほうがいいです! ・それでもいいというひとはゆっくりよんでね!!! 暗い部屋の中にゆっくり達が集められていた、そのすべてのゆっくりのお飾りには色は異なるが輝くバッジが付いている。 飼いゆっくりの証であるバッジが付いているゆっくりであったが、その姿はどこかふてぶてしい。 どのゆっくり達もあまあまを寄こせだの、ゆっくりさせろだのと自分の望むことしか口に出さない。 「静かにしな!あんたら饅頭に説明することがあるよ!」 初めて部屋にゆっくりを望む声とは違う声が響いた。 声のするほうにゆっくり達が目を向けると、少しだけ明るい場所があった。 「ここはどこなの!かわいいれいむをこんなゆっくりできないところからはやくだしてね!」 銅バッジを付けたまるまると太っている一目ででいぶと分かるれいむが声を荒げる。 目が覚めたら突然こんな所に集められてストレスの溜まっているゆっくり達は一斉に不満を述べ始める。 「早くここからぱちゅを出しなさい!ぱちゅは偉大な金バッジなのよ!」 「まりさをゆっくりさせないなんて、とんだくそどれいなんだぜ!」 「んほおおおお!くらいところでのすっきりーもきもちいいわああああああああああああああ!」 「やべろおおおおおおおおおおおおおおおお!れいむはかいゆっくりなんだぞおおおおおおおおおおお!」 自分が飼いゆっくりだということを主張するものや、レイパーが隣にいるゆっくりをれいぽぉしようとバラバラのことを始める。 それに対して最初にゆっくり達に声をかけたものはうんざりとした感じの声で答える。 「一度しか言わないから理解すること。あんた達は飼い主さんに愛想を尽かされてここに引き取られたの。 だからバッジは付けててももうあんたらは野良ゆと同じなんだよ。」 その言葉に怒りがこもった声でゆっくり達は否定をする。 自分は優秀なんだ!そんなことは嘘だ!何でもいいからゆっくりさせろと決して自分たちが捨てられたことを理解しようとはしない。 それに対して先ほどの金バッジと言っていたぱちゅりーが質問をする。 「それでお姉さんは何がしたいの?もしかしてこの偉大な賢者の知識を借りたいのね!」 捨てられたなら即座に殺されてもおかしくはないが、ぱちゅりーには自分に価値があると考えた。 「もしそうなら今すぐぱちゅに魔道書を寄こしなさい!そうすればお馬鹿なお姉さんにも分かるようにぱちゅが教えてあげるわ!」 そう自惚れているぱちゅりーに、お姉さんと言われた人物は近付いていく。 また文句でも言おうとしたぱちゅりーの口に容赦のない蹴りを加えた。 「あんた五月蠅いよ。これからあんた達の新しい生活を教えるんだから喋るんじゃない!」 殺気立ったお姉さんの声に体を竦ませるゆっくりが見たものは、体からクリームを流して痙攣するぱちゅりーだった物だ。 ときおり痙攣をしていることからまだ生きているようだが、直に痙攣は止まりただの饅頭になってしまった。 「あんた達はもうゆっくりできない、ここで自分たちがやったことを後悔するだけの人生が始まるよ! 助けてだとかゆっくりしたいなんて言っても意味がないから最初に教えといてあげるよ。」 その言葉にまたゆっくり達が騒がしくなるが、お姉さんは何やら手を振るって鋭い音を響かせる。 手に持っていたのはゆっくりを虐待するときに用いられる加工所特製の鞭であった。 それでも騒いでいた一匹の子まりさがいたので、お姉さんはそのゆっくりに鞭をあびせる。 「いぢゃいいいいいいいいいいいい!まりちゃのこうきなおかおがああああああああああああ!」 「騒ぐんじゃないよ、どうせそんなに痛くないんだから。それよりあんたにはちょっと見せしめになってもらうよ。」 ごろごろと転がり痛みを訴える子まりさに近寄ると、お姉さんはとりあえず子まりさの帽子を取り上げて目の前で破く。 「まりちゃのびゅーちふるなおぼ・・・」 大きな声で悲鳴を上げようとした口に靴を突っ込んで黙らせると、お姉さんは子まりさの舌を踏みちぎろうとする。 しかし力が強すぎたのか、まりさの下顎ごとえぐり取ってしまうがお姉さんは気にしない。 「ふょふゃふゅにょふぉきゅちゅが!」 何やら喋ろうとする子まりさだが、口から出るのは何を言っているのか分からない音だけだった。 そんな哀れな子まりさの姿をたっぷりと見せつけ終わると、お姉さんは鞭を子まりさの体に向けはじめた。 「いひゃいいひゃい!どひょひへふょふゃがひょんひゃふぇに!」 鋭い痛みに曝されながら自分がこのような目に何故遭うのかを嘆き悲しむ子まりさ。 だがそんな子まりさに対してお姉さんは鞭を振るうことは止めずに、むしろどんどん力を加えていった。 数分後には子まりさの体からは鞭によって出来た傷から餡子が溢れ出て、もはや悲鳴を上げることも出来なくなった。 「いいかい!また逆らおうとしたり文句を言ったら、このまりさにみたいにするからね!」 そうゆっくり達に言うと、ボロ雑巾になった子まりさの体を器用に鞭で真っ二つにする。 とたんにゆっくりにだけ分かるという死臭が漂うことになり、気の弱いゆっくりは中身を吐き出すものまで出ている。 こうしてこれまで飼いゆとして恵まれたゆん生を送っていたゆっくり達は、この世の地獄を味遭うことになった。 ゆっくりがこの場所に連れてこられた、ようやく一日が過ぎようとしていた。 自分たちが何故このような目に遭うのかと理不尽に思ったゆっくりが、何やらこそこそ話し合っている。 「どうしてまりさたちをゆっくりさせないの!にんげんはまりさたちをゆっくりさせるどれいなのに!」 我がままを言って飼い主に愛想を尽かされたまりさがそんなことを言う。 それに続いてひたすら人間への不満を口に出し始める。 「そうだよ!かわいいれいむたちがこんなめにあうなんてりふじんだよ!」 勝手に野良とすっきりーをして許してもらったにも関わらず、子供と一緒に傍若無人な態度を取って捨てられたれいむが相槌をうつ。 大抵ここに集められたゆっくりは自分たちの行いを反省するほどまともな頭をしていない。 するのはただ理不尽だと考えるだけである。 「こうなったらはんっらんだよ!」 「そうだね!これはまさにれいむたちのいかりのこえなんだよ!」 「せいぎはこちらにありよ!」 昨日の子まりさのことなど覚えていないのか、力の差も理解せずにそんなことを決めるゆっくり。 無駄に張り切っている所に、昨日のお姉さんが部屋に入ってくる。 「まりさたちはかいっぜんようきゅうをするよ!ばかなどれいはゆっくりようきゅうをきいてね!」 代表格であるまりさがそう宣言すると、ゆっくり達は一匹ずつ自分の要求を口に出していく。 「おなかがへったからあまあまをちょうだいね!これからはまいにちあまあまをちょうだいね!」 「こんなせまくてくらいところじゃゆっくりできないわ!もっとひのあたるとかいはなばしょにつれていきなさい!」 「ゆっくりはもっともゆっくりしているそんざいなんだよ!だからゆっくりさせなきゃいけないんだよ!」 「それがすんだらどれいのおねえさんはいますぐしんでね!」 無言でゆっくり達の要求を聞き終えると、お姉さんはゆっくりと口を開いた。 「断るよ。それと最初に言ったと思うけど、ここではゆっくりしたいなんて言っても無駄だって言ったはずだよ。」 なんて馬鹿な奴隷なんだ!ここまで譲歩しているのに言うことを聞かないなんて! ゆっくり達が見当違いな怒りに包まれる中で、代表であるまりさがお姉さんに体をぶつけ始める。 「せっかくおはなししたのにどうしていうことをきかないの!こうなったらじつりょくこうしだよ!」 今まで自分が望むことがすべて叶えられてきたまりさにとって、自分の望みを叶えないことはあってはならないことであった。 口で言っても分からないと考えたゆっくり達は次々とお姉さんに体当たりを始めた。 「いたいでしょ!はやくしないとずっとゆっくりさせちゃうよ!」 「くそどれいはじぶんのたちばをわきまえてね!」 「もうゆるしてっていわれてもゆるさないわ!」 「いいよみんな!にんげんはいたがっていっぽもうごけないでいるよ!」 自分達の攻撃が効いていると勘違いしているゆっくりだが、お姉さんは足に当たるゆっくりを見て面白そうに笑っている。 随分と攻撃を加えていたゆっくり達が疲れはじめたのを確認すると、お姉さんが声をかける。 「それでもう満足なんだね?それじゃあこんどはこっちの番だよ!」 そう言ってお姉さんは手始めに一番体の大きなでいぶの顔を蹴りつけて壁に弾き飛ばす。 蹴られたでいぶは中身をぶちまけて壁に張り付くと、ずるずると壁から落ちていく。 だがまだ生きており体を動かして逃げようとしている所を、お姉さんが容赦なく踏みつける。 「ぶびょ!びゃっで!ごれいじょうじだらでいぶじんじゃう!」 「殺すつもりでやってんだから当たり前だろ?」 楽しそうにでいぶに答えてやりながらお姉さんはでいぶの顔を着実に顔を壊していく。 「まずは目だ!次は口だ!おまけにまむまむとあにゃるを壊して、あんたを壊すよ!」 「ば!び!ぶ!べ!ぼ!」 中身が半分程度出ているので注意しながら少しづつでいぶを壊していくお姉さん。 踏まれるたびにでいぶは声をあげるが、それも少しづつ小さくなっていった。 「もっど・・・ゆっぐり・・・」 お決まりの言葉を言う前にお姉さんがでいぶの顔を踏みつけて、完全にでいぶの息の根を止めた。 でいぶの公開処刑を見せられたゆっくり達は昨日の恐怖を思い出す。 「次はあんただよ、今のうちに生まれてきたことを後悔するんだね!」 こんどはありすに狙いを定めたお姉さんは、都会派を自称するありすのあにゃるに持ってきたペットボトルの中身を注入する。 必死に逃れようと暴れまわるありすだが、少しづつありすの体に変化が訪れてくる。 「ゆっぶ!どぼぢで!ありずぷくーしたくないのに!」 本人の意思とは関係なく、ありすの体がどんどん膨らんできた。 お姉さんがありすに注いでいるのは炭酸水である。 ありすの皮が水分と炭酸によって膨張していき、ありすの体は限界まで膨らんでいった。 「ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶ!」 「もう限界かな?それじゃあ最後にこれだよ!」 お姉さんがありすのあにゃるに何かを詰め込むと、急いでありすから離れる。 「ゆっべっばあ!」 ありすの体が弾け飛ぶ、お姉さんがありすに詰め込んだのはメントスである。 部屋の中にはありすであった残骸が派手に飛び散った。 「「「ゆわあああああああああああああああああああああああ!」」」 あまりにも惨たらしい同族の死に絶叫するゆっくり。 ここにきてもはやゆっくり達に反抗する気力は無くなってしまった。 「おおおおおおおねえさん!まりさはもうわがままいわないからゆるしてね!」 反乱の代表であるまりさが真っ先に命乞いを始める。 それに続いて他のゆっくり達も我先にと命乞いをする。 「すいませんでした!もうにんげんさんにはさからいませんから!」 「ぱちゅりーはさいしょからはんたいしてたわ!だからぱちゅはなにもわるくないわよ!」 「なんでもいいからたすけてね!」 その命乞いに対してお姉さんは考え込むように顎に手を当てる。 「そうだね~、助けてあげないこともないよ。」 その言葉に希望を持ったゆっくりは顔を明るくして喜ぶ。 「あんたが私に勝てたら他のゆっくりも助けてあげるよ。」 「ゆ!?」 指名された代表のまりさが絶句するが、周りのゆっくりは一様にまりさを応援する。 自分の命がかかっていることもあり、応援というより脅迫のような言葉になっているが。 「ほら早くかかってきな、サービスで私を倒せたらあんたの勝ちにしてやるから。」 「ゆわあああああああああああああああああ!」 雄叫びをあげて突っ込んでいくまりさだったが、お姉さんの体はピクリとも揺らがなかった。 しばらくお姉さんの足にぶつかり続けたが、ついにまりさは疲労で動けなくなった。 「もう終わりなんだね?それじゃあこんどはこっちの番だよ!」 体勢を低くしてまりさにぶつかるお姉さんは、ほぼヘッドスライディングのような形でまりさに自身の頭をぶつける。 圧倒的な質量差によってまりさは吹っ飛び、ぶつかった衝撃で歯がすべて口から折れてしまう。 「いだいいいいいいいいいいいいい!もうおうぢがえるううううううううう!」 「あんたの負けで良いんだね?それじゃあ残りのゆっくりを先に始末しようかね。」 一撃で戦意を喪失してしまったまりさを放っておき、震えているゆっくり達を処分するために鞭を用意するお姉さん。 昨日の子まりさの惨劇が自分に降りかかると感じたゆっくり達は無駄な命乞いをする。 「いやだああああああああ!れいむまだしにたくないいいいいいいいいいいいい!」 「あ~聞こえないね~。恨むなら勝てなかったまりさを恨むんだね。」 自分たちが原因でこうなったにも関わらず、その場で殺されることが決定したゆっくりはすべてまりさに恨み事を言い始めた。 「このくず!おまえがまけちゃうかられいむたちがしんじゃうんだよ!」 「まりさがにんげんさんにさからうなんていうからこんなことになったんだわ!」 「おまえのせいだああああああああああ!どうじでおばえびだいなくずのぜいでしななきゃいけないんだああああああ!」 次々と鞭によって体を切り刻まれていきながらも、すべてのゆっくりがまりさに憎悪の塊のような言葉を浴びせる。 とうのまりさはこの現実から逃れるために一人夢の世界に行っていた。 「おねえさんごめんなさい・・・、もうわがままはいいません。いうこともききます。 だからはやくまりさをこのこわいところからたすけてください・・・。」 ぶつぶつとうわ言のように捨てられた飼い主への反省と助けを求めているまりさに、お姉さんは優しくまりさに声をかけてやる。 「もうちょっと早く反省すれば助かったのにね。」 「おねえさんおねがいします。まりさをたすけてね・・・。」 はたしてそれはどっちのお姉さんか分からないないが、まりさもまた鞭によって体を少しづつ削られていく。 夢の中に現実逃避していたまりさだったが、痛みによって無理やり現実に引き戻された。 「いだいよおおおおおおおおお!もうわがままいわないからたすけてええええええええええええええ!」 遅すぎる反省をまりさはするが、その反省に何の意味もない。 まりさはただ痛みから逃れたい為にこんな言葉を言っているだけなのだから。 存分に苦痛を味わい、まりさは永遠にゆっくりしてしまった。 「それが今日の餌だよ、明日までに食べて無かったら酷いことになるからね!」 お姉さんが出て行ったあとに無言で同族の屍骸を食べ始めるゆっくり。 痛みによって甘くなっているにも関わらず、どの口からもしあわせーの言葉は出なかった。 ゆっくりの数が半分ほどに減った頃に、お姉さんは久しぶりにゆっくり達を部屋の外にだした。 太陽の光をあびてさぞ嬉しいと思うが、外に出たゆっくり達が喜びの声を上げることはない。 「さあたっぷり運ぶんだよ!少しは運動させてもらうことを感謝しな!」 お姉さんだけでなく、胴付きのれみりゃやふらんに監視されながらドラム缶を押しているゆっくり。 白線まで運べばまた元の位置まで運ぶという何の意味もない苦行である。 かれこれ半日以上もこの作業を休みなしでさせられている。 「もうつかれたよ!かわいいれいむはおやすみするよ!」 疲労を訴えるのは一匹のれいむだった。 複数で一つのドラム缶を押しており、他のゆっくり達がれいむを叱りつける。 「れいむだけがつかれてるんじゃないよ!はやくおすのをてつだってね!」 「いやだよ!そんなつかれることはみんながかわりにやればいいんだよ!れいむはいまからすーやすーやするよ!」 言い争っていることに気づいた一匹のふらんが近付いてきた。 「なにしてる?はやくどらむかんをおせ。」 「ちょっとまってね!すぐにれいむをなんとかするから・・・。」 「うるさいよ!れいむはすーやすーやするんだからじゃましないでね!」 口答えをするれいむを見てからふらんは何やら小型のスイッチを取り出してボタンを押す。 「「「ゆべべべべべべべべべ!」」」 れいむも含めたドラム缶押しをやめていたゆっくり達の体に電流が走る。 外に出る前に頭に付けられた輪っか状の飾りは監視する者たちの意思によって電流による懲罰が出来るようになっているのだ。 しばらく電流を流され続けたゆっくりから香ばしい匂いが出始めた時に、ふらんはようやくボタンから手を離す。 「はやくどらむかんをおさないとまたおす。」 「「「ゆっくりりかいしました!!!」」」 痛む体を引きずってまたドラム缶を押し始める作業を続けるゆっくり達。 そんな作業場から逃げようと一匹のまりさがドラム缶から離れて走り出す。 「まりさはこんなところでおわるゆっくりじゃないんだぜ!はやくここからにげるんだぜ!」 自らの場所を知らせることになるというのに、わざわざそんなことを口にだすまりさ。 さっそくまりさに制裁を加えようとするれみりゃを制して、お姉さんがまりさの後を追って歩く。 あっさりとまりさに追いつくとまりさの体に足を乗せて動けなくする。 「あしをどけるんだぜ!まりさはこのよでいだいなゆっくりなんだぜ!」 意味不明な世迷い事を大声で恥ずかしげもなく叫ぶまりさからお帽子を取り上げるお姉さん。 お飾りであるお帽子を取り上げられ、先ほどまでの態度ががらりと変わるまりさ。 「かえしてね!おぼうしがないとゆっくりできないよ!いじわるしないではやくかえしてね!」 「まだ分かってないみたいだね。あんたはゆっくり出来ないんだよ。」 足の下でまりさを押さえつけながら、お姉さんが少しづつ帽子を破いていく。 手始めに帽子に付いている小さな白いリボンを破り始める。 「まったく、ゆっくりの癖に生意気にこんなリボン付けるなんてね。」 「やめてね!まりさのおぼうしにひどいことしないで!」 聞く耳を持たずにどんどんまりさの帽子を破いていく。 こんどはご自慢の帽子の先っぽからまりさにも分かる様に破いていく。 「やべでえええええええええええ!まりざのおぼうじにあながあいぢゃうでしょおおおおおおお!」 「大丈夫だって!シャンプーハットみたいでかっこいいよ!」 笑いながらまりさの帽子をシャンプーハットにしてあげたお姉さんは、それはまたまりさの頭に被せてやった。 泣きながら必死に帽子を直そうと、舌で舐めるまりさをお姉さんはドラム缶まで蹴り飛ばす。 「何ぼーっとしてるんだい!まりさみたいにお飾りを都会派にコーディネートして欲しいのかい!」 まりさの惨劇を眺めていたゆっくり達がまた意味のない作業を再開する。 この日の作業によって、また半分のゆっくりが永遠にゆっくりすることになった。 ゆっくりが一匹もいなくなった部屋をお姉さんが一人で掃除をしていると、部屋に誰かが入ってくる。 お姉さんが入ってきた人物の顔を見ると、その顔が嬉しそうに綻ぶ。 「お兄さんまだ掃除は終わってないよ。それとも掃除を手伝ってくれるのかい?」 「いやいや、そういう肉体労働はゆうぎの仕事だろ。僕はあくまでも知的労働が向いてるからね。」 お兄さんの軽口にゆうぎは仕方ないという風に首を振る。 ゆっくりがお姉さんと呼んでいたのは、胴付きのゆっくりゆうぎだったのだ。 「それにしても、何でゆっくりはゆうぎを見ても人間だと思うんだろうね?ちゃんと頭に角が付いてるのに。」 「それを調べるのがお兄さんのお仕事だろ。ゆうぎにはそんなどうでもいいことは考えないよ!」 喋りながらもゆっくりによって汚れた部屋を掃除する手を止めないゆうぎを見ながら、お兄さんはやられたというように頭を掻く。 確かにゆうぎ種にはお飾りと呼ばれる物はないが、人間とは違い逞しい一本角がある。 普通であれば例え胴付きであろうとゆっくりが同族を間違えるようなことはない。 「やっぱりあれかな。一定の大きさになると自分とは違う生き物だと認識するのかな。」 「そうかもしれないね。でもそれだとドスとかもゆっくりとは違うと思うんじゃないかい?」 「そうだよな~。だったらやっぱりゆっくりの胴に対する認識の問題かな?」 悶々と考え込むお兄さんをゆうぎは可笑しそうに眺める。 部屋の掃除が終わると、ゆうぎはお兄さんに近づき何かをねだる様に体をくっつける。 「お兄さん、ゆうぎはちゃんとお手伝いしたんだからいつものご褒美をおくれよ。」 「はいはい。本当にゆうぎはこれが好きなんだな。」 「だって甘くて癖になる味なんだから・・・。」 恥ずかしそうにするゆうぎを見ながらお兄さんはズボンに手をかける。 ごそごそとズボンのポケットから青い飴玉を取り出すと、ゆうぎの物欲しそうな口に突っ込む。 「んっぷ。おにいひゃん意地悪しないで。」 「ごめんごめん。でもそう言いながら指をしゃぶらないでくれよ。」 すぐに指を抜いて謝るお兄さんに頬を膨らませながら抗議して、すぐに飴を舐め出しご満悦なゆうぎ。 お兄さん特製であるゆっくりの成長を促進する飴玉だ。 この飴を頻繁に食べているゆうぎは、通常の胴付きよりも頭二つ分ほど体が成長している。 「前ならゆうぎのことをちゃんとゆっくりだと思ってたみたいだし、やっぱりどこからか認識の基準があるんだろうな。」 わざわざ捨てられた飼いゆを集めたのは、ゆっくりが胴付きと人間をどう区別するのかを調べるためだ。 胴付きと小さな子どもであればそこまで大きさも変わらないものだが、ゆっくりはしっかり両者の区別をする。 お飾りの持っていないゆっくりであっても、どうやって分かっているのか胴付きの名前まできっちり判別するのだから。 その為に人間に慣れている飼いゆを集めてあのような実験を行っていたのだ。 「まあいいじゃないかいお兄さん。今日はもうお仕事も終わりなんだし、早く帰って一杯飲もうよ!」 「いや飲まないよ。いつもみたいにすいかと飲んでね、僕はオレンジジュースで相手するから。」 一度調子に乗って酒宴に付き合っていたら、いつのまにか素っ裸で両隣りにゆうぎとすいかが寝ていた悪夢を思い出し お兄さんは体を震わせて自分を戒める。 つまらないと文句を言うゆうぎを宥めながら、お兄さんはゆっくり達の死臭と嘆きが染みついた部屋から出ていく。 おまけ THE ゆうぎ 「おにいさん。」 「なんだいゆうぎ?」 「やらないか?」 「やりません。聞きたいけど一体何をやるんだい?」 「お兄さんは体が貧弱だからゆうぎが鍛えてあげようと思ってね!」 「いや別にそんなこと必要ないし。人にはそれぞれ役目があるんだ、ゆっくりにもれいむはシングルマザーでありすがレイパーみた・・・」 「ごちゃごちゃ言ってないでさっさとやるよ!ほらさっさと服脱いで!」 「ちょ!?何で服を脱ぐ必要が・・・、待ってズボンだけは勘弁して!」 「男は度胸だよお兄さん!ほらゆうぎは準備万全だよ!」 「らめえええええええええええ!」 お兄さんを半ば無理やり運動に参加させるゆうぎ。 運動が終わった後にゆうぎはさっぱりとした顔を、お兄さんは精魂尽き果てたように弱っていた。 その様子をこっそり見ていたすいかが同じことをお兄さんに要求したため、ゆうぎ監督の元でまた運動をさせられることに。 一ヶ月後、そこには笑顔でゆうぎ達と大人のスポーツを楽しむお兄さんの姿が! 後書き 以前コメントでウイグル獄長で一本という物があったので、鬼の哭く町カサンドラということで鬼繋がりでゆうぎで書いてみました。 最後のおまけはあるゆうぎ姐さんのイラストを見て衝動的に思いつきました。 D.Oさんの労働の意義でもありましたが、やはりこういう無駄な労働は良いですよね。 ありすにやったあれですが、一応炭酸水でもあの現象は起きるようです。先に書かれてしまいちょっと残念。 次は何を書こうか悩むHENTAIあきでした。 以前書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 993 初めてのおつかい ふたば系ゆっくりいじめ 1003 寂れた神社で ふたば系ゆっくりいじめ 1014 ゆーパチ「ヒャッハー!虐待だぁ!」 ふたば系ゆっくりいじめ 1024 めーりんの憂鬱 ふたば系ゆっくりいじめ 1036 別れと出会い ふたば系ゆっくりいじめ 1043 夜の怪奇現象 ふたば系ゆっくりいじめ 1058 S計画 作られたゆっくりたち ふたば系ゆっくりいじめ 1072 胴付きへの進化 ぱちゅりーの場合 ふたば系ゆっくりいじめ 1080 違うありす ふたば系ゆっくりいじめ 1087 まりさ家出する ふたば系ゆっくりいじめ 1099 てんこを良い子にする方法 ふたば系ゆっくりいじめ 1108 きめぇ丸?いいえしゃめい丸です ふたば系ゆっくりいじめ 1144 別れと出会い まりさのトラウマ編 ふたば系ゆっくりいじめ 1155 ゆっくりスクール ふたば系ゆっくりいじめ 1159 ゆっくりの寿命 ふたば系ゆっくりいじめ 1165 ゆっくりクラブ ふたば系ゆっくりいじめ 1178 まりさひどい目に遭う ふたば系ゆっくりいじめ 1184 オレンジジュースを買いに ふたば系ゆっくりいじめ 1216 特異体質を持つ愛でお兄さん ふたば系ゆっくりいじめ 1233 新月の夜に ふたば系ゆっくりいじめ 1247 しっかりゆっくりとうっかりゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1268 一人ぼっちのゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 1280 新世紀覇王伝まちょりー ふたば系ゆっくりいじめ 1294 行列の出来るえーりん診療所 ふたば系ゆっくりいじめ 1311 みょんな一日 HENTAIあきの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 HENTAIあき感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1326 ゆっくりが泣く部屋』 トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2607.html
飼いドス 10KB 愛で ドスまりさ 虐待人間 愛護人間 虐待描写自体は薄め(おれ、こればっかね) ドスまりさ――。 もはや言うまでもあるまい。 巨大なまりさ種であり、ドススパークなる人間すら殺傷し得る武器を持つ、ゆっくりで は唯一人間に抗することが可能な存在。 それゆえだろうか、ゆっくりの間にはドス伝説が根強く語り継がれる。 曰く、ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれる――。 曰く、ドスは人間からゆっくりを守ってくれる――。 ドスのいない街に住む街ゆっくりの間でも、その伝説は生きていた。 ぶっちゃけ、街にドスがいないのは、侵入してきても速攻で殺されるからである。ゆっ くりたちの伝説ほどに、ドスは人間に対して強くはない。 確かに、素手の人間と戦えばドスの方が強いだろう。 しかし、素手の人間と戦って勝てる生き物など、この地球上には無数にいるのだ。 それでもなお、人間がこれほどに――例えば、他の動物を絶滅させてしまい、人間自身 がそのことを気に病むほどに強盛を誇っているのはなぜか。 答えは簡単だ。 人間は道具を作り、それを使う。そして、その道具は日々年々発達していき、遂にはそ れを駆使すればあらゆる猛獣を簡単に殺せるようになった。 ドスも、同じことだ。人間がその気になって道具を使えばあっという間に殺される。 だから、街という、山や森と違い完全に人間のテリトリーと言える領域にでかくて目立 つドスが現れれば、すぐに発見され、ある程度は人間に対抗できる――すなわち人間へ危 険を与えるゆえに、すぐさま殺されてしまう。 それでも、いや、だからこそ――。 ドスを見たことが無いからこそ、その幻想は膨らむ。 街ゆっくりたちは、いつ人間に殺されるかとびくびくしながら暮らしている中で、ドス の出現を待ち続ける。 ドスが現れれば、ゆっくりできると信じていた。 ドスが現れれば、人間をやっつけてくれると信じていた。 「ゆっ、ゆっ、ゆゆゆゆっ!」 一匹のゆっくりれいむが大急ぎで跳ねていた。 「ゆゆっ? れいむ、どうしたんだぜ?」 「ゆっくりしていないわね。なにかあったの?」 友達のまりさとありすが声をかける。 「ド……ド、ドスだよ!」 れいむは大声で叫んだ。 「ド、ドスがいたんだよ! このすぐ先に!」 「「ゆゆゆゆゆっ!?」」 れいむの言葉に、まりさとありすは驚く。 ドスまりさ――あの伝説の主が、すぐそこに現れたというのか。 「お、お、長にしらせるんだぜ! ほかのみんなにも!」 「わ、わ、わかったわ!」 急いで跳ねてきたために息を切らせてへたり込んでしまったれいむを見て、まりさがこ の近辺の野良ゆっくりの長の元へ、ありすが、その他の近くにいるゆっくりたちにドス出 現を報じに走った。 「「「ゆゆゆゆっ! ドスがいるならゆっくりできるよ!!!」」」 ゆっくりたちは歓喜に沸きあがった。 遂に、遂に、あの伝説が現実のものとなる。ドスによって人間たちは一掃され、真のゆ っくりプレイスが現れるであろう。 「ドスに会いに行こうね! れいむ、案内してね!」 長のまりさに言われたれいむは、誇らしげに「こっちだよ!」と皆を先導する。 その後に続くのは、百匹近い野良ゆっくりたち。 そのゆっくりの大行進に、道行く人々は驚いて足を止めるが、あまりにも見慣れぬ光景 に度肝を抜かれて手を出そうとはしなかった。 街に住む野良ゆっくりはどいつもこいつも、人間に存在を認識されるのを避ける。それ が、人目も気にせずの大行進だ。いったい何事かと思ってとりあえず様子見になってしま ったのだ。 「ゆん! ここだよ!」 れいむが、とある一軒の民家の前で止まった。 「ゆゆぅ?」 長まりさが、その敷地内を覗く。 「ゆゆっ! ドス!」 すると、長まりさが感極まったような声を出した。その声につられて他のゆっくりたち が我先にと跳ね出す。 「……」 ドスまりさは、その家の庭にいた。 底部から頭までの高さは1.5メートルにはなる。ドスとしては小さい方とも言えたが、 そこまで大きければ、れっきとしたドスまりさであった。 「「「ゆわわわわわあああああ!!!」」」 ゆっくりたちは、その勇姿を見ると、希望と喜びの詰まったような歓声を上げた。 伝説の主が目の前にいる。 これでゆっくりできる。 これで、もう人間たちの機嫌次第で殺されるような生活とはおさらばだ。 「ゆん! ドス! まりさはまりさなんだぜ!」 長まりさがぽよんと前に跳ねて挨拶した。 「……」 ドスは、それを完全に冷めた目で見下している。 「ドスに会えて感激してるんだぜ! ドス、まりさたちを……ゆっくりさせてね!」 「「「ゆっくりさせてね!」」」 「「「ゆっくちさせちぇね!」」」 長の後に、大人も子供もそこにいたゆっくりたちが一斉に唱和する。ドスの返事が一つ でしかないことを信じきったその表情、街に生まれ街に育ち、ろくにゆっくりしてこなか った饅頭生物たちの、生まれてから一番のゆっくりした表情。 「……駄目」 しかし、ドスの答えは、彼らの望んでいたそれではなかった。 一瞬、沈黙が場を支配する。現実を認識したくないゆえの空白の時。 「ど、どぼじでぞんなごというのおおおおおお!」 やがて、なんとか現実を認識した長まりさが叫び、他のゆっくりも後に続く。 どぼじで、にゃんで、ドスなのに、ドスはゆっくりさせてくるはずなのに……。 それらの声をじっと聞いていたドスは、おもむろに口を開いた。 「いや、あのー、なんで私があなた方をゆっくりさせなければいけないのですか? そも そも、その理由がさっぱりわからないのですが」 「ド、ドスはゆっくりをゆっくりさせてくれるんでじょおおおお!」 「いや、知りませんよ、そんなの。いったい誰に聞いたんです。そんな与太話」 「だ、誰って……」 長まりさは後ろを振り返る。 「ゆぅ……おかあさんが言ってたよ」 「ゆん、れいむも、おかあさんに聞いたよ」 「ゆゆっ、おかあさんがそう言ってたよ!」 それを聞いて、ドスは深いため息をついた。 「あの、大変言いにくいのですが……あなた方のお母様は……そのぉ、なんと言いますか ……嘘を信じていたと言うか……まあ、騙されたんでしょうね……」 「ぞ、ぞんなわげないよぉぉぉぉ!」 「いえ、私は別にお母様たちが悪いと言っているわけではないんです。お母様たちも騙さ れた……まあ、言うなれば被害者だったと言うか……まあ、騙される方が馬鹿とも言いま すが……あ! いや、これは決してお母様たちが馬鹿と言うわけではなく……そう! お 母様たちは純粋! 純粋すぎたんですよ!」 「うおーい、ゆっくりしてっかあ?」 そこへ、民家の玄関から、一人の青年が出てきた。 「あ、ゆーちゃん、ゆっくりしていってね!」 「おーう、ゆっくりしていってね」 ゆっくりたちは愕然とした。 その青年とドスがゆっくりしていってねと挨拶を交わした時に両者の間を流れた、なん とも暖かで和やかでゆっくりとした空気! 「あ? なんだ、こいつら……あー、はいはいはいはい」 そこで集まっているゆっくりに気付いた青年はそう言って、苦笑いをしながらドスを見 た。 「……ええ、例のアレです。まったく……」 「まあ、しょうがねえなあ。……じゃ、どうする?」 「やってしまってください」 ドスがそう言うと、青年はよしと頷いて、庭に建ててある広さ四畳半ほどのプレハブ小 屋の壁に立てかけてあったスコップを手に取った。 ゆっくりたちは一体何が起こるのかと、呆けた顔でぼーっとしていたが、青年がいきな り集団の先頭にいた長まりさをスコップで叩き潰した瞬間に、その顔は驚愕と恐怖で染ま った。 「「「な、なにずるのぉぉぉぉぉ!」」」 ゆっくりたちの声など構わずに、青年は次々にスコップを振り上げては下ろしてその度 にゆっくりの死体を作っていく。 何が何だかわからないが、とにかくこのままでは殺されてしまうという恐怖に突き動か されたゆっくりがすること――それは逃げる――ではなかった。 「「「ドスぅぅぅぅ! だずげでえええええ!」」」 逃げるよりも確実なことが、そこには存在していた。 ドスまりさがいる。 これに助けてもらえばいい。 恐怖の元となっているスコップでゆっくりを殺している青年が、先ほどドスまりさと交 わした親しげな会話など忘れてしまったかのようだ。 ゆっくりの餡子脳に染み付いたドス伝説は、根強いものだった。 とにかく、ドスならばゆっくりさせてくれる、助けてくれると思ってしまう。 そんなわけはないのに――。 「ドスぅぅぅぅ、はやぐ、はやぐその人間をやっつげでねえええ!」 「ゆーちゃんを? そんなことするわけないでしょう。一緒に育ってきた、いわば兄弟で すよ、私たちは」 生まれたばかりの赤ゆっくりだったまりさと、赤ん坊だった頃の青年、それが出会いだ った。 「れいぶのおちびぢゃんがぁぁぁ、がたき、がたぎをとっでえええ、ドスぅぅぅ、あのク ズ人間をころじでええええ!」 「こら、クズ人間なんて言わないでください。ゆーちゃんは、優しいんですよ」 まりさが無理をして怪我をしてしまい、餡子が漏れて死にそうになった時、それを母親 に知らせようと立ち上がった……それが、青年が初めて立った瞬間だった。 それからずっと一緒に育ってきた。 やがて、まりさは、急激に体が大きくなりドスまりさとなった。 このようになっては、もう青年の家に住むことはできない。どこか、山の奥にでも行く しかないと思ったドスまりさに、青年と両親の会話が聞こえてきた。 「家の中じゃもう飼えないなあ」 「そうだ。庭にプレハブ小屋を建てて、そこに住ませよう」 「そうねえ、同じ屋根の下に住めなくなるのは寂しいけど、それがいいわね」 その時、ドスは、泣いた。ひたすら泣いた。 「おーい、お前の家を庭に……わ、なに泣いてんだ、お前!」 「ははは、おれたちの話が聞こえたんだろう」 「この家に住めなくなるから泣いてるのね。大丈夫よ、すぐそこなんだから、いつでも遊 びに行けるわよ」 この人たちは、家族だ。 それまでも、そう思っていなかったわけではない。 しかし、その時こそ痛切に思ったのだ。 この人たちは、家族だ、と。 そんなドスにとって、自分がドスになった途端に寄ってきて、ドスはドスだから自分た ちをゆっくりさせてね、と言うゆっくりたちなどただのクソ饅頭に過ぎなかった。 「ゆべ! やべちぇ!」 「いぢゃあああい!」 「だぢゅげで!」 スコップが動くごとに、ゆっくりが死んでいく。 「ド、ドスぅぅぅぅ!」 「……」 ドスはゆっくりたちの悲鳴にも懇願にも動かない。 「ドス、何してるんだぜ。ドスなら人間なんかに負けないんだぜ! ドスは人間に飼われ てるようなゆっくりじゃないんだぜ!」 ちょっと違う方向から、ドスを扇動しようとするものも現れた。 「いや、負けますよ……あの、あなた方、人間さんをナメ過ぎてないですか? 人間さん が本気になったら、私なんか帽子の欠片も残りませんよ」 だが、ドスの返事は完全な拒絶であった。 やがて、あれだけいたゆっくりは十匹ほどを残して全滅した。 さっさと散って逃げれば、所詮はスコップを武器にした青年一人である。かなりの数を 取り逃がしたに違いないのだが、みんなしてドスに助けを求めてその場に止まっていたた めに殺されてしまったのだ。 「「「ゆわわわわ」」」 さすがに、その頃になると、もうこのドスは自分たちの味方をしれくれないと悟り切っ た生き残りたちは、恐怖に震えしーしー垂れ流すばかりであった。 「んー、よし」 青年は、スコップを振るって生き残りたちを殺し……はせずに、大怪我を負わせた。 「お前ら、逃がしてやるから、うちのドスはお前らをゆっくりさせたりなんかしない、そ れどころかスコップ持った人間が殺しに来るから絶対近付くな、って言っとけ!」 「「「ゆひぃぃぃぃぃ」」」 「ええ、そうしてください……あの、ホント迷惑なんですよ……」 青年の意図を察したドスが、心底うんざりした顔で言うと、生き残りたちは、ゆんやあ あああ! と叫んで怪我で跳ねられぬ体をずーりずーりさせて逃げて行った。 「はぁ……これで少しは減ってくれるといいんだが」 「はぁ……まったく、しょうがない連中です」 「よし、そんじゃちょっとお邪魔すんぜ、一緒にゆっくりしようぜ」 「ゆふふ、いいですねえ」 そして、青年とドスは、プレハブ小屋に消えていった。 終わり スレの方で出てた「飼いドス」という言葉に脊椎反射して書いた。 のるまあきと名乗った途端に投稿ペース上がったのは、別に自らにのるまを課したわけ ではない。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 340 ゆっくりほいくえん ふたば系ゆっくりいじめ 396 つむりとおねえさん ふたば系ゆっくりいじめ 444 ドスハンター ふたば系ゆっくりいじめ 479 やさしいまち ふたば系ゆっくりいじめ 512 恐怖! ゆっくり怪人 ふたば系ゆっくりいじめ 697 おちびちゃん用のドア ふたば系ゆっくりいじめ 1145 のるま ふたば系ゆっくりいじめ 1206 しょうりしゃなのじぇ ふたば系ゆっくりいじめ 1225 外の世界でデビュー トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓逆じゃね? -- 2020-12-13 19 59 06 プレハブ小屋にて おにーさん「すすすすっきりぃぃぃぃ!!」 ドスまりさ「あらあら、ゆっくりのぺにぺににいかされるなんて、ゆーちゃんは相当な変態さんですね。ゆふふ♪」 -- 2016-11-08 17 46 17 コレいいなぁ このゆーちゃんとドスとは友達になりてぇ -- 2012-09-27 02 35 53 よくある設定ではドス化したら馬鹿饅頭についていけなくて山籠もりするのもいるっぽいし 普通はこうなるよな…知能が違いすぎて一緒にいるだけでも疲れるっていう -- 2012-04-13 04 59 02 まぁ、ドスほど頭もよくなって、さらに人間に敬意を表すようになったらこうなるんじゃないか? 俺たちだって目上の、さらに尊敬する人には自然とそうなるもんだ。 そしてこのどすはそのまま敬語が口癖になったのだろう。 -- 2011-10-20 01 56 32 敬語なんてやめたまえ!らしくないぞ! -- 2011-01-21 01 43 43 ゆっくりできた~ こういうドスもええのw -- 2011-01-13 20 55 25 ドスの言葉遣いに笑った。 -- 2011-01-03 04 18 47 ゆっくりが、こんなどすみたいなゆっくりだらけだったら、快適だろうな まあでも自分のこと以外を気にも留めないゲスばっかだから楽しんだろな♥ -- 2010-12-12 17 02 24 この一家、ドスもろとも火付けにでもあえばなあ -- 2010-12-08 15 53 05 大金入った途端に寄ってくる「自称友達」みたいなゆっくり共だな -- 2010-12-06 22 50 44 ……まさかの禁断の恋? -- 2010-10-25 01 43 23 >逃げるよりも確実なことが、そこには存在していた。 >ドスまりさがいる。 >これに助けてもらえばいい。 さりげなく呼称が「これ」 やっぱり大半の饅頭にとってドスは自分をゆっくりさせる為の道具なんだろうね -- 2010-09-20 06 40 06 ゆっくりできたよ〜 こういうのすき -- 2010-08-05 08 24 08 どすの敬語結構好きww しかし、いくつだこのドス? -- 2010-07-25 01 45 13 ゆっくりできたよ -- 2010-07-13 03 42 48 ↓想像したら噴いたw>ロバート秋山 -- 2010-07-12 01 20 55 面白い -- 2010-07-11 14 42 16 いいね。 -- 2010-06-21 02 57 52 このドス、ロバート秋山の演じるニートみたいな口調だな。 -- 2010-06-16 03 38 14
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/280.html
「ふたば系ゆっくりいじめ 81 頭屋敷/コメントログ」 つづけ -- 2010-09-06 02 51 13 つづかなかったわけです -- 2010-10-09 19 03 22 ふたばのSSの続かなさは異常 -- 2010-10-25 03 49 56 続け -- 2011-12-22 19 35 09 続きが気になるっ!! -- 2012-02-13 01 25 20 続かない物は、完結しているどのSSより、レベルの低い物である -- 2012-12-12 21 29 07
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/636.html
時をかけるまりさ 前編 13KB ※俺設定 ※いろいろと被るかもしれません ※2回に分けます ※ユ○ルイネタじゃないです ※今後、ユ○ルイにも絡ませません ※ただの単体SSです ※あと、出オチあり 時をかけるまりさ 前編 「まりさはこのもりでいちばんつよいんだぜ!!!」 まりさは自信満々に、まわりのゆっくりたちにアピールする。 「ゆ~ん!!!れいむはまりさにみたいになりたいよ~」 「とかいはのまりさはむれのりーだーにふさわしいわぁ~」 「むきゅ!!!ぱちゅりーはまりさみたいにつよくなりたいわ!!!」 「まりさはつよいんだね!!!わかるよー!!!」 れいむ、ありす、ぱちゅりー、ちぇんと比べ、 体も一回り大きく、彼らより身体能力は高い。 「このあいだもかぶとむしさんとたたかったんだぜ!!!」 胸を前に突き出すかのに後ろに仰け反るまりさ。 「ゆっ!?かぶとむし?あんなにこわいこわいつのさんをもっているかぶとむしさんとたたかったのぉ~!!!」 「まりさ・・・あなただいじょうぶなの?かぶとむしさんはつよいんだよ!!!」 「ぱちゅりーのおかあさんはかぶとむしさんのつのさんにささってころされたのよ!!!」 「そんなつよいつよいかぶとむしさんとたたかうなんてわからないよー!!!!」 みな、一様に不安がる。 「ゆふん!!!かぶとむしさんはたしかにつよかったんだぜ!!! でもまりさのてきじゃあなかったんだぜ!!!!」 ニヤリと笑い、周りのゆっくりたちに話しかける。 「「「「すご~いまりさ!!!」」」」 声を合わせるかのようにまりさを称えるゆっくりたち。 「かぶとむしさんはつよかったけどまりさはもっとつよいんだぜ!!!」 褒められて機嫌をよくするまりさ。 「まりさはこのもりのおうじゃなんだぜ!!! だけどまりさはこんなもりなんかじゃあまんぞくしないんだぜ!!! まりさのゆめはまりさのおうこくをつくることなんだぜ!!!」 煽てられたまりさは調子に乗り出した。 「まずてはじめににんげんさんがすんでいるむらをせいふくしてくるんだぜ!!!」 いきなり人間の住んでいる村を襲撃すると言い出した。 「ゆうううぅうう!!!まりさぁああ!!!にんげんさんとたたかうのぉぉお!!!!」 「やめてぇえ!!!まりさぁああぁああ!!!にんげんさんはゆっくりできないわぁあ!!!」 人間という言葉を聞いて、びっくりするれいむとありす。 「むきゅ!そんなことないわ!!!まりさはかぶとむしさんにかったのよ!!! かつかのうせいはじゅうぶんにあるわ!!!!!」 ぱちゅりーがなぜか自信満々に答える。 「そうだよ!!!かぶとむしさんをやっつけられるまりさならにんげんさんなんか やっつけられるんだね!!!わかるよー!!!!」 ぱちゅりーに釣られて、賛同するちぇん。 「ということなんだぜ!!! みんなまっているんだぜ!!! これからにんげんさんのむらをせいふくしてくるんだぜ!!! そしたらにんげんさんたちをどれいにしておやさいさんやあまあまさんを いっぱいたべさせてあげるんだぜ!!!!」 と、息巻くまりさ。 「ゆゆ~ん!!!おやさいさんとあまあまさんはゆっくりできるよぉ~」 「ついにゆっくりできないにんげんさんがせいさいされるひがきたのよ~」 「むきゅ!!!ひどいことするにんげんさんにてんばつがくだされるわ!!!」 「ゆっくりできないにんげんさんをゆっくりたおすんだね!!!わかるよー」 おのおの、まりさの強気な発言に感動する。 「じゃあみんないってくるんだぜ!!! ゆっくりまってるんだぜ!!! もりのおうじゃのしゅつじんなんだぜ!!!!」 声を高々にその柔らかい体をポヨンポヨンと弾ませて、 ゆっゆっと飛び跳ねていくまりさ。 「「「「ゆ~☆ゆっくりしていってね~」」」」 他のゆっくりたちは、まりさの勝利を確信して、 笑顔で見送った。 まりさは村へ向かう途中、さらなる夢、野望を描いていた。 人間の村を征服した暁には、そこにこの森に住んでいるすべてのゆっくりを集めて、 ゆっくりが本当にゆっくり出来るゆっくりプレイスを作り、 面倒くさい狩りや子育ては、全部、奴隷(人間)にやらせて、 ゆっくりたちは、心行くまま、む~しゃむ~しゃしたり、すっきりしたり・・・。 そんな壮大な妄想を思い描きながら、ニコニコと笑顔を振りまきながら、 村へ向かっていく。 「やべるんだぜぇええぇえええ!!!!! いまずぐびぎがえずんだぜぇえええええ!!!!! いまならまにあうんだぜぇえええええ!!!!」 とてもゆっくり出来ない声が後ろから聞こえてきた。 振り返るとそこには、まりさがいた。 そのまりさは、頬がゲッソリとしており、 とてもゆっくり出来ているとは言えなかった。 まりさはゲッソリしたまりさを見て、 どこかで見たことがあると思ったが、 こんなゆっくりしていないまりさなんか知り合いにはいなかった。 ただ、どこかで見たような気がする・・・。 そんなまりさであった。 「ゆっ!?なにをいっているんだぜ!!! ゆっくりできないまりさなんだぜ!!!」 まりさはまりさに睨みながら、言い返した。 「ばでぃざばにんげんざんにがでるどおもっでるげどぉぉおぉお!!! ぞんなごどばないんだぜぇっぇえぇええ!!!」 まりさは驚いた。 初対面のまりさが、これから人間の村を襲いに行くことを知っていることに。 だが・・・。 「ゆふん!!!まりさはつよいんだぜ!!! かぶとむしさんにもかったんだぜ!!! ゆっくりできないまりさはまりさとはちがうんだぜ!!!! ゆっくりりかいするんだぜ!!!」 と、ゲッソリしたまりさを見下したかのように、バカにした表情で軽く笑った後、 足早に村へ向かっていった。 「やべでぇぇええええ!!! びぎがえじでぇぇええええ!!! おねがいだがらぁぁぁぁあああ!!! ゆんやぁっぁぁっぁぁあああ!!! ばでぃざっぁっぁあぁあああ!!!!! ばでぃざぁっぁあああああ!!!!!! どぼぢでぞんなごどずるのぉぉおぉおおぉおぉおぉおおぉお!!! ゆんやぁっぁぁあぁぁぁあああああ!!!! がえっでぎでぇぇっぇっぇえええええ!!! おねがいだがらっぁっぁぁあああああああああああ!!!!」 後ろの方で、ゆっくり出来ない声で叫んでいることにイラつきながら、 早く人間たちを征服することを夢見て、 ひたすら村へ進むまりさ。 人間の村へ着いたら、人間たちをやっつけて・・・ それから人間たちを奴隷にして・・・ それかられいむたちを村に連れてきて・・・ それから人間たちに狩りをさせて・・・ それからおいしいお野菜さんとあまあまさんをいっぱい食べて・・・ それからみんなでいっぱいすっきりーして・・・ それから・・・ それから・・・ それから・・・ 夢がドンドン膨らんでいくまりさ。 まりさが住んでいた森から、人間の村まで、結構な距離があった。 人間ですら、着くころには息が切れるほど、相当な道のりだ。 「ゆぅ・・・いっぱいはしったからゆっくりおなかがへったんだぜ!!!」 人間の村に向かう最中、まりさは腹を空かせていた。 早くお野菜さんとあまあまさんが食べたい。 早くお野菜さんとあまあまさんが食べたい。 早くお野菜さんとあまあまさんが食べたい。 そんな思いでいっぱいになるまりさ。 けれど、進めど進めど、中々、人間の村へ着かない。 人間の村に着いたら、奴隷(人間)たちがお野菜さんとあまあまさんを用意している。 だから、こんなところでゆっくりしている場合ではない。 急ごう。早く人間の村へ。 というか、なんでまりさが急がないといけないんだ。 奴隷(人間)がまりさを迎えに来るのが当たり前ではないのか? チクショー!!!奴隷(人間)の癖に、ご主人様(まりさ)を迎えに来ないとは、 どういうことだ? 村に帰ったら、お仕置きをしてやる!!! 寛大なまりさにも、限界がある!!! ゆっくり出来ない糞奴隷はゆっくり制裁してやる!!! 先走る気持ちのせいで、現実と妄想が一緒になり、 すでに、人間の村を征服していて、一向に迎えに来ない人間たちを、 制裁してやると、最初の目的を見失っているまりさ。 「ゆぅ・・・ゆぅ・・・」 満身創痍で、完全に突かれ切っているまりさ。 息も絶え絶えに呼吸が整っていない。 相当な距離を走ったため、あんよも擦り切れて、 うっすらと黒い餡子が見て始めていた。 まりさは、長い時間をかけて、 やっとの思いで、人間の村に着いたのだ。 まりさは、今、村のはずれにある畑の前に立っていた。 やっと戻った。 チクショー!!!! なんで迎えに来ないんだ!!! 殺す!!!殺してやる!!! どうしてまりさをゆっくりさせないんだ!!! ゆっくり出来ない糞奴隷を殺してやる!! 憎い!!!糞奴隷が憎い!!! 覚悟しろ!!糞奴隷!!!! 殺す!!!殺してやるぅぅぅううう!!!!!! お仕置きから、殺すことに目的が変わっているまりさ。 最初は奴隷にさせるつもりだったのに、 いつのまにか人間を殺すことが目的になってしまっていた。 『ふぅ~。ここらで昼飯にするか』 農作業をしていた青年が、畑の真ん中に座り、弁当を食べ始める。 その様を見て、まりさは、一目散でその青年に向かっていった。 目の前に野菜があるというのに、野菜にすら目を向けず、 ただひたすら、青年に向かっていき、その体をポヨンポヨンと弾ませて、 飛び掛っていった。 「じねっぇぇぇえええ!!!!ゆっぐりざぜないぃいい!!!! ぐぞどれいばじねぇっぇええぇぇえええええ!!!!!!!」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 青年は、横においてあったバッグの中をゴソゴソとタオルを探していた。 どうして・・・ どうして・・・ どうして・・・ こうなった・・・ まりさは森の王者なのに・・・ まりさは強いはずなのに・・・ まりさはゆっくりなのに・・・ どうして奴隷にこんなひどいことをされるの・・・ まりさは、自分でも分かっていた。 もう長くないということを。 生物としての本能なのか?自身の死期くらいは察することが出来るようだ。 鈍い痛みが段々と収まってきた。 ああ・・・ まりさはいっぱい走ったから疲れていたんだ・・・ だから奴隷にやられてしまったんだ・・・ 失敗した・・・ まりさの体調が・・・・ 万全だったら・・・ 今頃・・・・ ここにいる奴隷がこうなっていたはずなのに・・・ 無念だ・・・ 『じゃあ、体調が万全の時に襲ってみる?』 死にいくまりさの頭の中で声がした。 まりさの顔に穴を空けた青年の声とは全く別の女性の声。 誰?・・・ まりさ・・・ もう助からないんだよ・・・ 死んじゃうんだよ・・・ 『大丈夫だよ。時間を戻して上げる。』 えっ!?・・・ どういうこと・・・ 『体調が万全だったら勝てるんだよね!!! じゃあ、あのお兄さんを襲う前まで時間を戻して上げるよ!!! だから、ゆっくり体を休めてね!!!』 お姉さん・・・誰なの・・・ 『別にどうでもいいことじゃない!!! 私が誰なのかって!!!!』 そんな・・・こと・・・できる 「わけないんだ・・・ぜ・・・?」 まりさは畑の前にいた。 目の前には、これから弁当を食べようとする青年がいた。 そして、鈍い痛みは完全になくなっていた。 不思議に思うまりさ。 あれ?さっきまであそこにいたはず? あれ?あの人間に襲い掛かってから、 なんかすごい痛みが襲ってきて・・・ それから・・・。 と、まりさが考えていると・・・。 『はい!!!時間を戻して上げたよ!!! 今、襲ったら、さっきと一緒だからね!!! 今はゆっくり隠れてね!!!』 また、頭の中で声がした。 まりさは、よくわからないが、さきほどの痛みを恐れていた。 しかし・・・ 「まりさはもりのおうじゃなんだぜ!!! あんなにんげんさんやっつけてやるんだぜ!!!」 まりさは強い口調で叫んだ。 そうだ。さっきの夢だ。 夢に違いない。 まりさは、先ほどの出来事を夢だと思い、 再び、体を弾ませて、青年に襲い掛かった。 「こんどはまけないんだぜぇえええ!!! ゆっくりさせないにんげんさんはゆっくりしねぇええええ!!!!!」 10秒後。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・」 まりさの顔面に大きな穴が開いていた。 『あ~あ、手が汚れちまったよ。え~タオルタオルと・・・。』 青年は、横においてあったバッグの中をゴソゴソとタオルを探していた。 どうして・・・ どうして・・・ どうして・・・ こうなった・・・ まりさは森の王者なのに・・・ まりさは強いはずなのに・・・ 『もう!!!さっきと同じことしちゃダメでしょ!!! 体調が万全じゃなかったから負けたんでしょ!!! どこまで餡子脳なの?バカなの?死ぬの?』 そうだ・・・ これは・・・さっきも・・・ 『今頃気づくなんて!!!ホントそれでも森の王者なの?』 ああ・・なんて・・・ バカなんだろう・・・ まりさは二度も同じことを・・・ 『そうだよ!!!ゆっくり理解してね!!!』 もう・・・どうして・・・こんなことに・・・ 『はい!もう一回、時間を戻して上げるから!!! 今度はゆっくり隠れてね!!!』 えっ!?・・・もう一回って・・・どういう 「ことなんだ・・・ゆっ!?」 まりさは畑の前にいた。 目の前には、これから弁当を食べようとする青年がいた。 そして、鈍い痛みは完全になくなっていた。 後編に続く あとがき 飾りの価値は 始 について ラストはつじつまを合わせるために、 いろいろと書いた結果、 支離滅裂になった。すみませんでした。 飾りのないことでの不幸とゆっくりの強弱は関係ないですね。 作者の餡子脳をバカにしてください。 国語苦手な低学歴なダメ人間でごめんなさい。 ユグルイネタに関しては、 ぶっちゃけ、私のオナニーをみんなに見せているだけです。 あと、ユグルイの世界のゆっくりが、強かったりするのは、そういう設定です。 でも、基本的には、人間 超えられない壁 ゆっくりです。 ふた昔前のジャ○プとかそんなノリで見てください。 ※嫌いな方もいるようなので、 今後から、ユグルイネタはユグルイネタって書きます。 個人的意見ですが、 ゆっくりのアホさ加減を強調するために、 ベンチマークとなる良ゆっくりを出すっていう方式だと、 哀れさが深みが増すと思っています。 最後に、 喧嘩はゆっくり出来ないよ!!!ゆっくり辞めてね!!! 社会のルールを破るような行為はゆっくり出来ないよ!!!ゆっくり辞めてね!!! こんなSSにマジになるなんて・・・バカなの?死ぬの? そんな程度で見てくだされば、みんなゆっくり出来ると思います。 私がゆっくり出来ない原因なら、ゆっくり消えるよ!!! 他の作品 ふたば系ゆっくりいじめ 149 鞭打 ふたば系ゆっくりいじめ 155 糞饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 159 ユグルイ その1 ふたば系ゆっくりいじめ 162 ユグルイ その2 ふたば系ゆっくりいじめ 168 ユグルイ その3 ふたば系ゆっくりいじめ 169 ゲス愛で派 ふたば系ゆっくりいじめ 173 ユグルイ その4 ふたば系ゆっくりいじめ 187 頭でなく心に訴える ふたば系ゆっくりいじめ 188 ユグルイ その5 ふたば系ゆっくりいじめ 192 長寿と繁栄を・・・前編 ふたば系ゆっくりいじめ 200 長寿と繁栄を・・・後編 ふたば系ゆっくりいじめ 221 FFR ふたば系ゆっくりいじめ 230 本気で勝てると思ってたのか? ふたば系ゆっくりいじめ 231 長寿と繁栄・・・完結編 ふたば系ゆっくりいじめ 236 ユグルイ その6 ふたば系ゆっくりいじめ 243 死すべき生物 ふたば系ゆっくりいじめ 250 ゆっくりSSをれいむに読ませてみた ふたば系ゆっくりいじめ 263 飾りの価値は 起 ふたば系ゆっくりいじめ 265 飾りの価値は 承 ふたば系ゆっくりいじめ 283 飾りの価値は 転 ふたば系ゆっくりいじめ 286 飾りの価値は 始 ユグルイあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/2206.html
犬小屋と殺虫剤 11KB 虐待-普通 制裁 悲劇 駆除 野良ゆ 赤子・子供 現代 独自設定 虐待というか単なる駆除です。 ・俺設定あり。 ・虐待というより駆除 ・ゆっくりがちょっと頭いいです。 天然あき 今はもう住む者がいなくなった犬小屋。 そこに飼っていた犬はもうこの世にはいない。 我ながら気持ちの切り替えがなかなか出来ない。 拾ってきたとは言え十年もの年月を共に過ごしてきた家族の遺品を処分する事がなかなか出来なかった。 今、私はそれを猛烈に後悔している。 何故なら、 「ゆっゆ~、ここはなかなかのゆっくりプレイスだね!」 「おちょ~しゃんしゅぎょ~あ!!」 「ゆ、それほどでもあるよ!!」 醜い野良ゆっくり共の住み処にされてしまったのだから…。 怒りが私の中に駆け巡ったがゆっくりを踏み潰したりする趣味は私にはない。 なので靴や服、手足に殺した感覚が残らないようなものにする必要がある。 あんな害悪と言えども一応は生物。 殺した後の後味等を記憶に残したくはない。 私は冷静に、犬小屋を占拠している外敵の数を確認する。 親と思われる大きなまりさとれいむが一体ずつ。 その子供と思われる小さなまりさが三体、小さなれいむも四体いる。結構な量だ。 出来る限り私はあいつ等とは接触したくない。 だから片方が狩りと称するゴミ漁りをしている間を狙う事にした。 最悪の場合、二匹同時に相手にして片方、もしくはチビ共を逃がさないようにする為だ。 それにバスケットボールサイズのゆっくり二匹いれば片方が子供を避難させて片方が体当たりをしてくるだろう。 私は汚物に触れられるなんて御免だ。服も汚れるし気分は悪いし嫌な事しかない。 だから親が一匹の時を狙わせてもらう。 「それじゃきょうもかりにいってくるよ!!」 「いってらっしゃいまりさ!!おちびちゃんたちはまかせてね!!」 「おちょうしゃんいっちぇらっしゃい!」 「れいみゅいいきょにしちぇりゅきゃらね!!」 汚物達が狩りに行くまりさを見送る。 どうやられいむの方が子育てするようだ。 狩りという危険な役目は父親役になりやすいまりさがやる事が多いそうだがそんな事はどうでもいい。 休日、あまり手入れしていないとは言え庭にある犬小屋に堂々と住み着いた汚物を早々に片付けよう。 「おちびちゃん!きょうはおひさまがでてるからひなたぼっこさんしようね!!」 「ゆわ~いまりしゃひなちゃぼっきょしゃんだいしゅき~♪」 「れいみゅも~♪」 何だか楽しげな雰囲気のようだが知ったこっちゃない。 出来れば犬小屋の中に篭っていてくれていた方が処分がしやすかったのだが仕方ない。 私はジャージを着てノズルの付いた殺虫剤とジェット噴射型の殺虫剤を一つずつ持って駆除に乗り出した。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「きょうもたいようしゃんあっちゃきゃいよ~♪」 「ゆっきゅりできりゅよおきゃ~しゃん♪」 「おちびちゃんとってもゆっくりしてるよおおおおおおお!!!」 暖かい日差しを浴びながらのんびりするゆっくり一家。 「おきゃうしゃんだいしゅき~♪」 「ゆ、おかあさんもおちびちゃんのことだいすきだよ」 「れいみゅもれいみゅも!しゅ~りしゅ~り」 親子で交わされる親愛のす~りす~り。 親れいむはとてつもない幸せを感じていた。 こんなゆっくり出来るおちびちゃんに囲まれてれいむはゆっくり一幸せだよ!! とか本気で思っていた。 これもまりさがゆっくり出来るお家を見つけて来てくれたからだ。 人間のお家の側は危ないかもしれないけどわざわざれいむ達の為にお家を用意してくれたんだからきっとゆっくり出来る人間に違いないよ! きっとゆっくりできるおちびちゃん達を見て人間も存分にゆっくりしているだろう。と本気で思ってた。 このれいむはゲスではないかもしれないが思慮が足りなかった。 元飼いゆっくりの子供だったれいむはまりさと出会って大きくなるまで成長出来たが犬小屋がなんなのか全くわからなかった。 人間が住むには小さすぎて、自分達に丁度いい犬小屋を、人間達が用意してくれたゆっくり専用のお家と勘違いしたのだ。 そしてそんなお家を用意してくれる人間はきっとゆっくり出来る人間だと思ったのだ。 れいむはどちらかと言うとゲスではなく無知だった。 そして、あまりにも酷い無知は時に大きな害悪となる。 れいむは確かにゆっくりとしてはゲスではなかったが犬小屋の持ち主からは確実な害悪だった。 「ゆ?」 元気いっぱい跳ね回ってれいむ達から離れていた末っ子まりさがそこにいた何かに気付いた。 だがそれが人間だと気付く暇はなかった。 プシュ、と何か変な音がした直後、 「ゆぐぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 突然抗いがたい苦しみが末っ子まりさを襲い、口から餡子が放出された。 「ゆやあ゛あ゛あ゛!!? わぎゃやのあいどりゅぎゃあああああああ!!?」 それに気付いた四女れいむが叫ぶ。 「も…ぢょ…ゆっぐり…」 れいむ一家のアイドルは餡子を撒き散らして目を血走らせて醜い姿で息絶えた。 「ゆ!?どうしたのおちびちゃん!!」 幸せな空間には不釣り合いな悲鳴。 何事かと親れいむは叫び声を上げた四女れいむに近付こうとする。 だがそれよりも早くプシュ、という音がした。 「ゆ゛ごお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 突然口から餡子を吐き出し始める四女れいむ。 あっという間に中身の餡子を吐き出して死亡する。 親れいむは近づく事すら出来なかった。 「おちびじゃんどおじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」 れいむは訳が分からなかった。 突然大切なおちびちゃん達が餡子を吐き出して死んでしまったのだ。 どうしてこんな事になったのか? そう思った時れいむは気付いた。目の前に人間がいるのを…。 そうだ、きっとこいつがおちびちゃん達をゆっくり出来なくしたんだ。 れいむは怒った。そして渾身のぷくーで威嚇しようとした。だが直後プシュ、の音と共にぷくーを維持出来なくなってしまった。 「ゆげえ゛え゛え゛!!?」 口から餡子が吐き出される。 れいむは理解した。この苦しみをおちびちゃん達も味わって死んだのだと…。 そして今、ゆっくりできない何か…おそらくに毒がれいむにかかっている事を…。 「おきゃあしゃんしっきゃりしちぇえ!!!」 長女れいむが親の異変に力になろうと近付いてくる。 「ゆぶ…だめだよおぢびじゃんごっちぎぢゃ…」 成体のゆっくりでは効きが遅いのだろう。近付く長女れいむをれいむは止めようとする。 しかし、親のそんな思いも空しく無慈悲にもプシュ、という音がした。 そしてもはや当たり前となったかのように…、 「ゆぼえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 長女れいむは餡子を吐き出した。 「おぢびじゃばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」 れいむは叫ぶ。叫ぶしか出来ない。 さっきまであんなに幸せだったのに…あんなにゆっくりしてたのに…。 「ゆ…びぃ…」 長女れいむも先に死んだ姉妹と同じようになって息絶える。人間は何でもなさそうに立っている。 「ゆ゛、ゆ゛びい…」 れいむは毒に冒された中で考える。 何とかしておちびちゃん達を守らないといけないと…。 「お゛ちびじゃんだぢい゛い゛!!!おう゛ち゛のながにひなんずるんだよ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 れいむは口から餡子が吐き出されるのを気にもせず叫ぶ。 「ゆうう!?わ、わきゃっちゃよ!!!」 次女れいむが咄嗟にそう答える。 「みんにゃ!!おうちのなきゃににげりゅんじゃよ!!! ゆっきゅりしにゃいじぇいしょいじぇにぇ!!!」 三女まりさが五女まりさと六女れいむに促す。 「ゆっきゅりしにゃいじぇおうちににげりゅよ!!」 「ゆんやあああ!!れいみゅまじゃちにたきゅにゃいいい!!!」 四匹の赤ゆっくりが犬小屋の中に逃げる。 その際、再びプシュ、という音が聞こえ、 「ゆぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」 逃げるのが遅れた五女まりさが餡子を吐き出して息絶えたが、それを気にしている暇は無かった。 れいむも犬小屋に向けて跳ねる。 何故だか分からないが人間はあまりれいむ達に近付きたくないようだった。 れいむも毒に蝕まれる身体に鞭打ちお家の中に逃げ込んだ。 ただし、犬小屋の入口を塞ぐようにしてだが…。 「おきゃあしゃんきょわいよおおおおおおお!!!」 「ゆんやああああああ!!?どうちちぇええええ!!?」 「ゆっきゅりちちぇちゃだけにゃにょにいいいい!!?」 お家に逃げ込んだゆっくりがれいむに擦り寄ってくる。 それに対しれいむはにっこりと笑う。 「おちび…ちゃん…おがあざんは…おちびじゃんど…であえで…じあわぜだっだよ…」 毒がまわり、喋るのもたどたどしくなってくる。 もう自分は助からない…そうれいむは理解する。 だけどせめておちびちゃんは守らなければならない。 そうれいむは考え、 「おどうざんど…ながよくね…」 そうとだけ告げると渾身のぷくーでお家の入口を自分の身体で塞いだ。 「おきゃあしゃあああああああん!!?」 「やじゃよおおお!!しにゃにゃいでえ゛え゛え゛!!!」 「もっちょいっしょにゆっきゅりしちゃいよおおおおおおお!!!」 泣き叫ぶ赤ゆっくり三匹。 それを見ながらもれいむは幸せだった。 こんな優しいおちびちゃん達と出会えて。 最期におちびちゃんを守れて死ねるのだから…。 入口を自分の身体で塞げば毒は入って来ない。 あのゆっくり出来ない人間はれいむ達には触りたがらない。 だから身体で塞げば大丈夫だと判断したのだ。 だが、実際はそうではなかった。 プシュウウウ、と今までとは違う長い音が聞こえてきた。 「ゆぐう゛!!?」 すると突然赤ゆっくり達が苦しみ出す。 「おぎゃ…しゃ…たしゅ…べえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 そして今まで死んだ姉妹と同じように餡子を吐き出し始めた。 そんな、どうして!!? れいむはそう思った。 入口は塞いだのにどうして毒が入ってきてるの!!? れいむには理解出来ない。 わかる訳がない。ノズルが通る程度の隙間があれば毒を流し込めるということを れいむは知らないのだから。 そしてその隙間を生まずに済ませられる程れいむの体積は大きくない事を…。 「やじゃあ゛あ゛あ゛!!? じにだぶう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」 「ぐぼえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」 れいむにとっても毒は致死量だったが赤ゆっくりであるおちびちゃんの方が餡子の量が少ない分死ぬのは早かった。 どうして…とれいむは薄れ行く意識の中で考える…。 自分達はただゆっくりしていただけなのに…どうしてこんな目に…。 いやわかってる…本当はわかってたんだ…。 れいむは本当は気付いていた。どうしてこんな目に遭ったのかを…。 『にんげんに…ちかづいたからだ……』 人間に近付いてしまったからこんな事になったんだ…。人間に近付かなければこんな事にはならなかった…。 きっとおちびちゃん達も死なずにすんだんだ…。 「ご…べんね…」 れいむは既に死んだおちびちゃん達に謝罪すると勢いよく餡子を吐き出しておちびちゃん達の後を追ったのだった…。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「…ふぅ」 ようやく私は汚物の処理を終えた。 汚物が中身の餡子を撒き散らして死ぬのは予想外だった。 次からは安易に殺虫剤で済まさずゆっくり専用の殺ゆ剤を使おう。あれなら餡子を吐き出さずに死んでくれるらしい。 それを使わなかったおかげで犬小屋に溜め込まれていたゴミも含めて処理に半日掛かってしまった。折角の休日がふいになってしまった。全く忌ま忌ましい…。 今日はもう疲れた…早く着替えよう…。 「ただいま!!れいむ、おちびちゃんたち!!!」 すると、庭の方から景気のいい声が聞こえた。 そういえばまだ汚物が一匹残っていたのを忘れていた。 「ゆゆ!?れいむ、おちびちゃんたちどこにいるの!!?かくれてないででてきてね!!!」 何やらギャーギャー騒いでいる。 仕方ない、近所迷惑になる前に駆除しておくか。 私はそう結論づけ、殺虫剤片手に庭へと向かっていた。 END あとがき 長編を書いてる途中で脱線するのが天然あき。 と、言う訳でまたやっちまいました。 たまにはテンプレもいいかな、と書いていたら止まらなくなったのが要因です。 長編始めたら終わらすのが当然とおもってるのでちゃんと完結させます。だから勘弁してください。 それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。 過去に作ったSS ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ! ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!! ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!! ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね! ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上 ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中 ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上 ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下 ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!! ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下 ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!! ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう ふたば系ゆっくりいじめ 882 すっきりしたいわあああああ!! ふたば系ゆっくりいじめ 919 元銀バッジまりさの末路 終の1 ふたば系ゆっくりいじめ 920 元銀バッジまりさの末路 終の2 ふたば系ゆっくりいじめ 949 切断マジック(?) ふたば系ゆっくりいじめ 977 ゆっくり祭『どんど焼き』 ふたば系ゆっくりいじめ 1012 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その1 ふたば系ゆっくりいじめ 1033 すないぱーうどんげ養成所の最終試験 その2 天然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ↓8ギャグ漫画日和wwwww -- 2012-05-09 18 31 09 殺すと高確率で中身をぶちまけて死ぬ。 やたらと五月蠅い、しかも汚らわしい体で体当たり?してくる。 マジでゴキよりタチ悪いな -- 2011-11-08 11 49 24 ホースで水かけたらぐちゃぐちゃのどろどろになるだけじゃないかな。 そっちの方が掃除大変そう しかし殺虫剤で死んでくれるのはGより美徳な点だな。数少ない。 -- 2011-09-19 04 00 38 俺なら死骸の処理したくないから、脅して追い出すけどね。 それ以前に、外のゆっくりってホースで水掛けるのがイチバンなんじゃ? -- 2011-07-13 19 55 30 死ぬ瞬間に中身まき散らすとかとことんタチ悪い害獣だな。 -- 2011-02-12 01 43 03 騒音やごみ箱漁りで生活環境の害になるのが目に見えてるもんねー 駆除されるのがいやなら、町に来るな、だな -- 2010-12-05 22 36 01 「無知な元飼いゆ」とか、野良じゃ一番生き残れないな おうちの場所を選別する知識も無いだろうし、人間に殺されるかゆっくりに殺されるかだわ まだ番のまりさがマシなら良かったかもしれないけど、犬小屋を見つけてきたのはまりさだし まさに生きる死亡フラグ -- 2010-09-16 15 31 33 正直、まりさ達に犬小屋を貸す権利はないな、生ゴミを庭に撒き散らかされ、愛着のある犬の小屋を汚されたらたまったものではない。 また、騒音問題や衛生的に問題がある。まりさ達を飼えばいいと考えるなら愚かだ。人間金に余裕があっても愛着のないものを飼うわけない。 そんなことに金を使うぐらいなら募金した方がましだwww -- 2010-09-12 01 24 47 クイーンありす「ドスまりさがやられたようね。」 まっちょりー「むきゅ、ドスまりさは私たち四天王の中でも最弱だったわ…」 リオれいむ「ゆぷぷ!にんげんごときにころされるなんてゆっくりのつらよごしだよ!」 にんげん「くらええええええええええええええええ!!!!」 四天王「「「ゆぎゃああああああああああああああ!!!!」」」 にんげん「ハアハア…ついに四天王を倒したぞ…!」 『よく来ましたねにんげんさん』 にんげん「お、お前はきめら丸!!!」 きめら丸「にんげんさん…あなたは私を倒すのに『とうめいなはこ』が必要と思っているようですが…別に無くても倒せます」 にんげん「な、なんだと!ところで俺には生き別れの穴兄弟(HENTAI的な意味で)がいた気がしたんだがそんなことは無かったぜ!」 きめら丸「そうですか。ちなみに、私があなたの家から救出したあの…あなたに無理矢理性奴隷にされていた胴付き希少種たちはカウンセリングによって一応の精神的回復を見たので優しくてHENTAIじゃない信頼できる飼い主さんたちに引き取っていただきました。あとは私を倒すだけですね。」 にんげん「ヴ、うう、ヴォオアアああアァァァアァあァあァァアアア!!!ぎべらばるうううゥゥゥゥゥ!!!じねえ゙え゙え゙え゙え゙え゙!!!」 きめら丸「さあ来なさいにんげんさん!」 -- 2010-09-03 18 52 03 ↓↓オカン2の戦闘シーンみたいだ… -- 2010-08-31 13 10 33 ↓SSが出来てるww -- 2010-08-27 15 29 32 大きな音の正体はデブ饅頭だった! デブ饅頭が絡んできた! デブもといドス「よくもどすのむれのゆっくりをころしたなああああ!くそにんげんふぜいがあああああ!どすがせいっさいしてや」 にんげんはハバネロをつかった! デブ「ゆっぎゃああああああ!ゆっげええええええ!ぼっど・・・ゆ゛っぐっ」 デブ饅頭は動かなくなった! YOU WIN! -- 2010-08-05 22 29 24 野良ゆっくりに犬小屋与えたら無責任に繁殖しまくって人間に対しても増長しまくっておまけに 不衛生なんで仕方がないんです 残念ながら野良ゆっくりはゴキブリと同視するべき存在 -- 2010-08-01 20 40 14 にんげんはオレンジジュースを使った。しかし何もおこらなかった。 にんげん「まりさ?」 ……へんじがない。ただのしかばねのようだ。 …………ドスン!ドスン!ドスン!……何か大きなモノがこちらに跳ねてくる!!! -- 2010-07-31 00 31 12 つ[オレンジジュース] -- 2010-07-20 20 36 25 ゆげえええぇぇ!?まりざざまのあんごがぁぁ!?い、いやだ、じにだぐないんだぜぇぇぇ… ゆごご……もっど、ゆっぐ…り…じだかっ…だ……… -- 2010-07-20 13 38 50 「出来るものならやってごらん。それ」プシュッ -- 2010-07-20 13 12 08 や、やめるんだぜ!まりさはげすじゃないんだぜ!! まりささまにてをだしたらどすがにんげんさんをせいっさいするんだぜ!!! -- 2010-07-15 08 20 16 なんだゲスか、処分決定だね♪ にんげんさんには君たち汚物とは違って思い出と言う尊いものがあるんだ、思い出を汚すゲス一家は問答無用で駆除の対象だからゆっくり理解してね! -- 2010-07-15 05 42 44 かわいそうなゆっくりいっかなのぜ。にんげんさんはひどいのぜ。けちなのぜ。 いぬさんはもうえいえんにゆっくりしっちゃてるんだからおうちをくれたっていいじゃないかなのぜ。 -- 2010-07-15 04 54 14
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1269.html
不良品の証 13KB 制裁 小ネタ 自業自得 家族崩壊 飼いゆ 都会 独自設定 風呂敷広げておいてごめんなさい ※独自設定垂れ流し。 ※設定文章が多くてごめん。 ※36番あき様の「きんのまりさ と のられいむ」10頁目よりインスパイアされています。 ※36番あき様愛しております。いつもシビれる展開でイきまくりです。 「不良品の証」 必殺引篭り人 「…おい、まりさ。これはなんの冗談だ?」 お兄さんは呆然としていた。飼いゆっくりのまりさと一緒にいたもの。それは野良れいむ。しかも 頭には4匹の赤ゆっくりを実らせている。 「ゆっ、おにいさん!れいむをしょうかいするよ!まりさのたいせつなぱーとなーだよ!」 お帽子に金バッジが燦然と輝いているまりさ。その笑顔もまた輝いている。 「…金バッジ試験で勉強したこと、もう忘れたのか?」 「もちろんおぼえてるよ!」 「じゃあなんで野良とすっきりーしてんだ?」 「ゆっ!のらじゃないよ!れいむは『とくべつなのら』だよ!ゆっくりりかいしてね!」 「はあ?野良には違いないだろ?お前、金バッジゆっくりは野良とすっきりーしちゃいけないって あれだけ教えただろ!」 「ゆゆぅ!だかられいむはのらじゃないよ!『とくべつなのら』だよ!まちがえないでね!」 まりさは真剣だ。どうやら自分が選んだれいむはただの野良ではなく特別な野良ゆっくりであって、 すっきりーしても野良ではないから大丈夫、ということらしい。 お兄さんは脱力してしまった。あれだけ苦労して、やっととった金バッジ。それなのにあっという間に その努力をぶち壊してくれたのだ。 お兄さんは怒っていいのか、悲しむべきなのか、それとも滑稽すぎて笑えばいいのか、わけの分からない 理屈で野良じゃないと言い張る浅はかさにあきれればいいのか、まったくわからなかった。もしかしたら その全部なのかもしれない。 まりさの後ろにいるれいむはどうやら控えめな性格らしく、野良らしからぬおとなしさだ。さすが にゆっくりを見る目だけは曇ってはいなかったようでそこだけは安心した。これででいぶなど連れて 来られた日には即潰している所だ。 「…特別だろうがなんだろうが、バッジを持ってないゆっくりとすっきりーしたら金バッジじゃなく なるんだよ。それも教えただろう?」 「おにいさん!まりさはきんばっじさんなんだよ!だからとくべつなんだよ!とくべつなまりさが えらんだれいむは、やっぱりとくべつなんだよ!ゆっくりりかいしてね!」 まったく話にならない。増長しているわけでも、ゲスになっているわけでもない。マジで信じ込んでいる らしい。 まりさはペットショップ出身だった。しかもバッジなしの格安品。銀バッジ取得用の教育を受けていた にも関わらず、試験に落ちてしまったゆっくりなのだ。お兄さんは別にバッジにこだわっていたわけでは なかったので、安くなっていたまりさを選んだ。 飼ってみてわかったのは、まりさがかなり浅はかな性格だということだった。深く考えることをせず、 ほとんど脊椎反射のようにあっさり決めてしまうのだ。これでは銀バッジ試験に落ちるだろう。 しかしお兄さんは気にしなかった。馬鹿な子ほど可愛い、というわけでもないがあまり賢すぎても つまらん、と思っていたからだ。 そんなまりさが自分から金バッジをとりたい、と言ってきたのには驚いた。どんな心境の変化があったの やら、金バッジ取得に意欲を燃やすまりさに触発され、お兄さんは強力に後押しをした。 金バッジ取得のためにお兄さんは参考書や問題集を読みまくった。まりさも試験に向けて毎日の猛特訓 に励む。 金バッジゆっくりは野良から疎まれたりうらまれたりしやすい。そういうゆっくりからの攻撃から身を 守るため、ゆっくりとしてのもっとも重要な特性、クセを矯正する訓練を行うのだが、そこで いきなりつまづいたのだ。 お飾りを取られて動揺させる、バッジ取得ゆっくりに対する攻撃はこれがもっとも多い。何よりお飾り を大事にするゆっくりである。そこを攻撃されると弱い。 お飾りを盗まれても動揺しないよう、まりさは毎日家の中でお帽子を脱ぐことを義務付けられた。 はじめはジタバタと泣きわめいてお兄さんを困らせていたまりさ。この時点で金バッジ取得をあきらめる ゆっくりも多い。 次に多い攻撃は「ゆっくりしていってね」のお返事を狙われること。ゆっくりはこのセリフを言われたら 必ず返事を返してしまう。そこを狙われる。そのため金バッジゆっくりは決して返事を返さないよう 矯正される。 まりさはここでもつまづいた。何度やっても返事をしてしまうのだ。そのたびにお兄さんからビンタを くらう。 銀バッジ教育を受けているとはいえ、まりさはやはり浅はかな性格でなかなか勉強がはかどらない。 普通のゆっくりであればこのようなゆっくりできない日常を嫌い、バッジ取得をあきらめるところだ。 しかしまりさはあきらめなかった。弱音を吐くこともあったが、それでも金バッジに向けて日々努力 していた。そんな姿に、お兄さんも心打たれていたのだ。 それが今日、打ち砕かれた。 おそらくこのれいむとは金バッジ取得前から知り合いだったのだろう。金バッジ取得にあれだけ こだわったのは、れいむと番となり一緒にこの家でくらすためだったのだ。 まりさにゲス資質はなかった。それは一緒に暮らしていたから確信している。ゲスではなかったが 思慮が足りなかった。足り無すぎた。金バッジという特別なゆっくりになればれいむと一緒になって も問題ないと考えたのだろう。 お兄さんは無表情のまま呆然としていた。まりさはそんなお兄さんを必死に説得し続ける。ただ その内容は金バッジゆっくりだから~、とかれいむは特別だから~、とかまったく説得力のない ものだったが。 呆然としながらもお兄さんは考えていた。ともかくなんとかしなければ。 お兄さんはまりさの帽子から金バッジをはずす。 「おっ、おにいさん!かえしてね!まりさのきんばっじさんかえしてね!ゆわあああん!」 「…。」 「それはまりさのだよ!まりさががんばったからとれたんだよ!かえしてね!」 お兄さんの心にふつふつと怒りがわいてくる。自分のもの、だと? お兄さんは無言で部屋を出て行く。静かな怒りをたたえたまま、お兄さんは工具を探し、金バッジの 裏に刻印されていた数字をすべてつぶしていった。 部屋に戻るとまりさがいまだに泣きわめいていた。やれ自分のものだの、お兄さんはひどいだのと いった感じだ。泣きわめく後ろで、頭に茎を生やしたれいむがおろおろしていた。 お兄さんは金バッジをまりさの帽子にもう一度つけて言った。 「もうお前はうちの飼いゆっくりじゃない。今からお前は野良だ。」 それを聞いて、まりさは泣くのをやめた。 「…おにいさん、まりさをすてるの?」 「当然だろう。金バッジゆっくりの決まりを守れないようなゆっくりは飼いゆっくりじゃない。」 「ちがうよ!まりさはきんばっじさんだよ!ゆっくりりかい」 「しないよ。本当に馬鹿だなお前。飼いゆっくりってのは飼い主の言うことを守るものだ。守らない のは飼いゆっくりじゃない。せめて殺さないでやる。あとは自分でどうにかしろ。」 「ゆっ!かいゆっくりをすてるのはほーりつできんしされてるよ!」 「そういうことは決まりを守ってから言いな。」 「まりさをすてるとおにいさんがひどいめにあうよ!」 「…ぷっ。そうか、酷い目に会うか。じゃあ試してみようか。 ともかく、お前は捨てる。野良になって世間の厳しさを勉強して来い。」 そういうとお兄さんはまりさとれいむをダンボールに入れ、人気の少ない空き地に捨てた。お兄さんは まりさに、家に戻ってきたら加工所に連れて行くと言って去っていった。 「まりさぁ…、これからどうするの?」 「しんぱいしないでね、れいむ!まりさはきんばっじさんだよ!だからすぐにあたらしいかいぬしさん がみつかるよ」 「…そうだよね!れいむのまりさはきんばっじさんだもん!だいじょうぶだよね!」 「それにこんなにかわいいおちびちゃんたちがいるよ!これをみせればどんなにんげんさんでも すぐにかいぬしさんになってくれるよ!」 「ゆゆっ!そうだね!じゃあさっそくかいぬしさんをさがそうね!」 「「ゆっ、ゆっ、おー!」」 まりさは落ち込まなかった。大好きなれいむとのこれからがあったからだ。そう、どこまでも 浅はかだった。 人通りの多い道。まりさは道を歩く人たちに声をかける。 「おにいさん!まりさはきんばっじさんだよ!だからかいゆっくりにしてね!」 声をかけるまりさを見守るように、れいむは道のはしっこに寄っていた。 「おねえさん!まりさをかってね!れいむとのかわいいおちびちゃんもいるよ!」 しかしまりさが何度声をかけても、誰もまりさを飼おうとする人はいなかった。たいていの人は 金バッジと聞いただけで去っていった。 たまに金バッジを手にする人も現れた。まりさはそんな人に見てもらおうと帽子を向ける。しかし バッジの裏側を確認すると、全員が立ち去っていった。 「なんでだれもまりさたちをかってくれないの…?」 「ゆうぅ…。どうするの、まりさ?もうまりさがもってきてくれたごはんさんがないよ…。」 「どのにんげんさんもみるめがないね!まりさはきんばっじさんだし、れいむはこんなにびゆっくり でおちびちゃんたちもすごくゆっくりしてるのに!」 「まりさ。かいゆっくりになれないならせめてごはんさんをもってきてね。そうじゃないとれいむ おちびちゃんたちにえいようがあげられないよ…。」 エサがなくなって2日目。れいむはだいぶ弱ってきていた。赤ゆっくりに栄養を吸われているのだ。 しかたなく雑草を食べてはいるが、まずい上に消化するのに逆に栄養を使ってしまう始末だ。 まりさは必死で道行く人に声をかける。しかしことごとく無視され、しまいには蹴り飛ばされる。 パリっとした自慢の帽子はぐしゃぐしゃ。きれいな金色だった髪はすすけている。どこから見ても、 立派な野良へと転落していた。 もうれいむは連れて来ていない。れいむが弱ってきていることも理由だが、番がいるというと即座に 人間が話を聞かずに帰ってしまうことに気づいたからだ。 「おにいざん!ばでぃざをがっでぐだざい!」 「うわっ!なんだコイツ!?」 「ばでぃざはきんばっじゆっぐぢでず!なんでもでぎばず!ゆうごどなんでもぎぎまず!だがら…。」 「服が汚れるだろ!」 人間の足にすがりつくまりさ。しかし逆に蹴り飛ばされてしまう。 「ゆべっ!…いだいよぉぉ…。」 だれもまりさを助けてくれる人はいなかった。 「おにいさぁぁん…。」 まりさは結局、お兄さんの家に戻ってきた。加工所に送る、と脅されていたがここしかもう行くところ がなかったのだ。後ろについてきているれいむはやせこけて飛び跳ねることもできなくなっていた。 「まりさ。何で戻ってきた。加工所に送ると言っただろう?」 「ぐすっ、まりざ、だれにもがっでもらえながっだよ…。ゆわーん! どうじで!?どうじでだれもがっでぐれないの!ばでぃざ、きんばっじざんなのにぃぃぃ!!」 その言葉にお兄さんは呆れ顔だ。 「…本当に思慮が足りないな、お前は。金バッジだからだれも拾ってくれないんだよ。」 「…ゆっ?」 「ゆっ?じゃないだろう。よく考えろ。金バッジゆっくりが番を連れて飼い主を探しているなんて ありえないだろう。勝手なすっきりーをしないのが金バッジゆっくりの約束なんだから。 つまり番がいる時点で勝手な行動をするゆっくりだってことがバレバレなんだよ。」 「…ゆぅぅぅ!?」 「それに金バッジが捨てられるってことはさ、捨てられるような酷いことをしたってことだろ? そういうことをするようなゆっくりを飼いたいバカがいるかよ。 バッジの裏を確認して立ち去った人間がいるだろ。あれは俺が捨てゆっくりのしるしとして バッジの裏の登録番号を潰しておいたからだ。 だから迷いゆっくりと勘違いする奴もいなかったろ?」 「ゆゆゆ…、そ、そんなぁ…。」 「だいたい、バッジを奪って自分がバッジ付きゆっくりだって身分詐称する野良がいるってのも バッジ試験の勉強で教えただろう?自分がバッジ付きだって言えば言うほど人間は疑うんだよ。 本当、こんな簡単なこともわからないんだな。…金バッジ試験、受かったのって奇跡だよな。」 「ま、まりさ…。なんで…、かんたんなこと…、わからないの…?まさか、きんばっじはうそなの?」 れいむはまりさの金バッジを疑い始めていたらしい。 「で、でいぶ、ぢがうよ!ばでぃざは、…ばでぃざはきんばっじざんだよ!じんじでね!」 「まあほとんどウソみたいなもんだよな。こんなバカなのに受かったなんて。何かの間違いだな。」 まりさは泣きながら必死で主張している。 「おにいざん!でだらめいばないでね!ばでぃざがゆーしゅーだったからうがっだんだよ!」 「優秀なら金バッジが自分のものだって言わないんだよ。」 そういうとお兄さんはまりさの帽子からバッジをはずした。 「ゆ゛っ!がえじでね!ばでぃざのきんばっじがえじでね!」 「そこが間違いなんだよ。金バッジはお前のものじゃない。人間のものだ。」 「うぞいわないでね!ばでぃざがどっだんだがらばでぃざのものだよ!」 「あのな、これも試験の勉強で教えただろう?人間の世界じゃ、飼いゆっくりってのは人間の所有物、 つまり『モノ』なの。その『モノ』が性能を証明するのが金バッジ試験。で、バッジは証明書。 ある人の所有物が確かに高い性能をもっている、そういうことの証明書として人間に発行されるのが 金バッジなんだ。飾りに取り付けるのはそのほうが分かりやすいから、無くし難いからってだけ。 バッジはゆっくりのものじゃないんだ。人間のためにあるんだよ。」 「…ゆっ、ゆぇぇぇぇん…。」 自分の信じていた一切が否定された。まりさはどん底だ。 「…わかったか?どんなに自分が浅はかだったか。」 お兄さんはそんなまりさをやさしくなでた。 「世間の厳しさにもまれて、少しは賢くなったか…?」 「ゆっ…、おにいざぁぁん…。ばでぃざがばぢがっでばじだ…。」 「…そうか。ようやく学んだか…。」 「ゆん…。まりさ、これからはいいかいゆっくりになるよ…。だから、もういちどまりさをかってね!」 お兄さんはその言葉にポカンとした。 「…え、何で?」 「……ゆっ?」 「いやだからなんで『ゆっ?』なんだよ。よく考えろってさっきもいっただろ? お前みたいな浅はかでバカなゆっくり、飼うわけないよ。 じゃ、これからも野良のゆん生を精一杯生きろよ!」 お兄さんはまりさとれいむを掴みあげると、力いっぱい外へと放り投げた。 「「おそらをとんでるみたいー!!」」 その後、まりさとれいむはエサもとれず、街の野良ゆっくりにも迫害され、逃げるようにして街を 出ることになった。さりとて郊外ではエサもなく、そのふがいなさを責められたまりさは、 「…さあ…、おたべ…なさい…。」 なけなしの体力を振り絞り、れいむと赤ゆっくりのための栄養となった。 まりさを栄養とし、赤ゆっくりはなんとか生まれたものの、当然ながられいむもエサを取ることが できない。そして同じく。 「おちびちゃんたち、さあ、おたべなさい!」 れいむも赤ゆっくり達の栄養となった。 赤ゆっくりはれいむを食べてすくすくと成長し、郊外のゆっくりが等しくたどるゆん生をおくった。 「からしゅしゃん!ゆっくちやめちぇね!」 「まりしゃのかりゃだをたべにゃいでね!」 「れいみゅおこりゅよ!ねこしゃんあっちいっちぇね!…ゆぎゃぁぁぁぁ!?」 …すんません。「バッジシステムの考察」とか大風呂敷ひろげておいてこの体たらくです。 次回はもっと自分に素直に、パッションの弾けるままをぶつけようと思います。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 563 エコを目指す加工所 ふたば系ゆっくりいじめ 551 真実を知るということ ふたば系ゆっくりいじめ 544 モチモチを生かして ふたば系ゆっくりいじめ 509 おかされいむ ふたば系ゆっくりいじめ 464 ゆ身売買 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 必殺引篭り人の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る れいむは生粋の野良なのになんで自力でエサ取れないんだよw -- 2017-01-18 01 37 56 最後のチビワロタ -- 2016-02-14 23 09 07 ととと特別な野良(笑) -- 2012-02-03 07 55 33 ↓でもれいむも当然ながらエサを取ることができないww どっちも馬鹿 -- 2011-10-14 22 15 35 こりゃれいむのほうが頭いいかもな -- 2011-09-30 12 30 42 この展開はゆっくり出来るね! 飼いゆが野良ゆと勝手に番になって捨てられる展開を初めて考えた人って マジで天才だと思う -- 2011-03-03 15 43 23 バッジシステムの評価方法に疑問しか感じないぜ! -- 2010-11-16 06 16 54 馬鹿の悲劇は可哀想と言いたい所だが… まりさをすてるとおにいさんがひどいめにあうよ! 何て言う糞饅頭には同情する気にもならんなw 膨らませて欲しいのには同意。もっと面白くなりそうです -- 2010-10-18 23 40 00 でもゲスでもないこのバカまりさじゃ制裁シーンがあってもあまり面白くなさそうだな -- 2010-09-04 09 17 09 もっと馬鹿まりさを酷い目にあわせてほしかったな。もっと悲惨なゆん生を送らせてほしかった。 -- 2010-09-03 11 44 03 次回作に期待するよ。 -- 2010-07-29 09 11 07 まぁ、勝手に番を作った上にすっきりー、挙句に自分が特別と勘違い、ただのゲスじゃん またはゲス予備軍、くたばって当然 -- 2010-07-12 01 55 57 ゲス制裁は仕方ない。バカの悲劇はかわいそう。 -- 2010-07-12 01 09 47 簡単にまりさを終わらせないでもっと悲惨な目に遭うのを見せれば・・・ -- 2010-06-26 02 02 56 もっとふくらませてよ・・・。 -- 2010-06-10 00 28 26
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1886.html
私はめーりんである。 8KB 虐待-普通 愛で 希少種 ※愛で注意です、めーりん好きの人に捧げます 私はめーりんです、名前は特にありません。私はめーりんと言われるゆっくりです。 私を飼ってくれているご主人も、他のゆっくり達も私のことをめーりんと呼ぶので、 私は自分のことをめーりんだと思っています。 自分が何処で生まれたのかは良く知りません、気がついたらこの家の同居人になっていました。 小さいときに拾われたようなのですが、記憶がありません。 両親の顔も覚えていませんが、ご主人が私を可愛がってくれるので特に気にはならないです。 私は他のゆっくりと違って喋ることが出来ません。 お話をしたくても挨拶をしたくてもただ、じゃおん、と鳴くだけです。 それでもご主人は一生懸命私が何を言いたいのか理解しようと努力してくれます。 一度ご主人に遊んで欲しくて、じゃおじゃお、と鳴いてみました。 ご主人は少し考えてから、私におやつをそっと差し出してくれました。 その時はあまりお腹が空いていなかったのですが、ご主人にじっと見られるのでがんばって食べました。 お腹がパンパンになってしまいましたが、感謝の気持ちを込めて、 じゃおおん、と鳴くとご主人も満足そうに笑ってくれました。 私はお昼寝が好きです、よく日当たりの良い部屋でプカプカ寝ています。 以前は庭で寝てることもありましたが、ご主人に止められたので今は殆どが部屋の中です。 ご主人が外で寝るのを止める理由は2つあります。 一つ目は私が水に弱いことです。私は一度寝ると中々起きません。 一度庭でお昼寝をしていた時に雨が降り出し、ご主人が慌てて私を家に入れてくれた事がありました。 二つ目は私が外で寝ている隙に、猫さんや野良ゆっくりに襲われることです。 猫さんは私よりはるかに強いです、逃げ回っても追いかけてきます。 猫さんと楽しく遊んでいるのかと勘違いされたこともあります。 野良ゆっくりは、と言うより殆どのゆっくりは私の事を「ゆっくりできないゆっくり」なんて言います。 彼女らはそんな私を苛めます。ゆっくり出来ないから制裁するんだそうです。 私が喋れない事がゆっくり出来ないそうです。私は自分が喋れないことを特に気にしてはいません。 けれども時折ご主人にちゃんとお礼をいえない事がもどかしい時もあります。 しかし私の感謝を込めた、じゃおおん!にご主人がにっこり笑ってくれると安心します。 ご主人は私の身を案じ、庭でお昼寝する事を禁止しました。 私は少し残念な気もしましたが、それに従う事にしました。ご主人に心配をかけたくないからです。 それでも時折、暖かい日差しが私を誘惑します。私はそれにじっと耐え、お部屋でお昼寝をします。 こんな私にも友達がいます、お隣さんで飼われているふらんと言うゆっくりです。 彼女は喋れない私と仲良くしてくれます。 他のゆっくりが私を嫌う中で、こんな私の何を気に入ってくれたのか、よく遊んでくれます。 彼女との出会いは私が庭でお昼寝をしていた時の事でした。 その時も野良ゆっくりが私のことを苛めてきました、それはまりさと呼ばれるゆっくりでした。 まりさは、帽子から木の枝を取り出すとそれで私を突っ突いてきました。 私は必死に逃げ回りましたが、まりさはそれを楽しむように追いかけてきました。 何度目かの、じゃおおん!の悲鳴を上げた時、彼女は私の目の前に立っていました。 彼女は私を追いかけてきたまりさを簡単に捕まえると、 まりさの帽子を破り捨て何度か地面に叩きつけ、そのまま庭の外に放り投げてしまいました。 私が助けてもらったお礼に一声、じゃおん!、と鳴くと彼女はやさしく笑ってくれました。 それから私達は仲良くなりました。一緒に遊んだりお昼寝もしてくれました。 最近では一人で庭に出ることはありませんが、ご主人と一緒に庭にいるとふらんが遊びに来てくれます。 最近ご主人が新しいゆっくりを飼う話をしています。 私は飽きられてしまったのかと、少し寂しくなりました。 なんでもご主人は「ゆうかにゃん」というゆっくりに興味を持ったようです。 そのゆっくりは、ご主人やふらんと同じような体を持っていました。 何日か経って、ご主人がその子を連れて帰ってきました。 私は、じゃおん!と挨拶をしました、彼女もにっこり笑って「はじめまして、よろしくにゃん」と返してくれました。 私は自分がもうご主人にとって必要ないのかと思うと涙が溢れそうになりました。 震えていた私をご主人がそっと抱き上げてくれました、そしてご主人がそっと私に言いました。 「これからゆうかにゃんと仲良くやってくれよ」 ご主人がゆうかにゃんを買って来た理由は、普段私が家で一人でいるのが寂しいだろうと思っての事だったそうです。 私はとんでもない勘違いをしていました。 そして一人で勘違いしていた事が恥ずかしくなると同時に愛されているを実感しました。 それから私とゆうかにゃんは仲良しになりました。ゆうかにゃんは少し気が弱いゆっくりでした。 お友達のふらんを始めてみた時も、彼女は怯えていました、私の陰に隠れて震えていました。 私が大丈夫だよの意味を込めてじゃおん!、と鳴くと少し震えが収まりました。 それからゆうかにゃんと一緒にいる時は、私は庭でお昼寝をしても良い事になしました。 ゆうかにゃんはお花が好きで、いつも花壇の手入れをしています。 ゆうかにゃんのお陰で、花壇の花はいつも綺麗に咲いています。 ご主人も私も花壇の花を見るのが楽しみになりました。 でも…それは良いことばかりではありません、綺麗はお花は野良ゆっくりにとってのご飯だからです。 運悪く野良ゆっくり達に花壇が見つかってしまいました。野良達は花壇のお花を食べ荒らしました。 ゆうかにゃんは臆病でやさしいので、その様子を泣きながら見ているしかありませんでした。 ゆうかにゃんが止めてと言っても、野良達は止める気配がありませんでした。 そればかりか、「おはなをひとりじめするゆうかはせいさいしてやる」と言うのでした。 ゆうかにゃんは恐怖で動けませんでした。私も普段は逃げ回っているだけですがこの時ばかりは違いました。 こんな喋れないと仲良くしてくれたゆうかにゃんを、守らなくてはならないと思ったのです。 いつもお昼寝している私を見守ってくれていたゆうかにゃんに、恩返しがしたかったのです。 私はゆうかにゃんの前に出て野良を睨みました、そして一声じゃおん!!と吼えました。 もちろんそんな事では相手はひるみません、私は向かってくる野良に体当たりをしました。 何匹かはそれで逃げ出していきましたが、流石に数が多すぎました。 枝で突付かれ、棒で叩かれ、それでもゆうかにゃんだけは守らなければと思い必死に絶えました。 やがて意識が遠くなってきました、私の本能が自分はもう助からない事を教えていました。 そんな時にふらんとお隣さんのお兄さんの声が聞こえました。 二人は野良を追い払ってくれたようです、ゆうかにゃんも無事でした。 安心すると急に目の前が暗くなり出しました、ふらんもゆうかにゃんも泣いています。 二人にお別れの積もりでじゃお!、と声をかけました。心の残りは最後にご主人にお礼を言えなかったことでしょうか。 ご主人の顔を見れないままお別れかと思うと、涙がこぼれました。 やがて私の意識は深い闇に沈んでいきました、何時ものお昼寝と同じように。 ただ何時もと違うのは、もう二度と目覚める事がないだけ……… もう目が覚める事はないはずでした、ですが私は再び目覚める事が出来ました。 目を開けるとそこには、ぼろぼろに泣いているゆうかにゃんとふらん、それにご主人がいました。 後で聞いた話では、私はオレンジジュースで助けられたそうです。 これはゆっくりでないと効果がないそうです、私は始めて自分がゆっくりである事に感謝しました。 私は自分が生きている事に、再びご主人に会えたとこに感謝しました。 じゃおん!と一声鳴くと涙が溢れました、嬉しくて嬉しくて泣いていました。 それから…ふらんとゆうかにゃんも仲良しになりました、ご主人は家の垣根を丈夫な塀に変えてくれました。 もう野良ゆっくりに花壇を荒らされる事もないでしょう。私も野良にお昼寝を邪魔される事はないでしょう。 ご主人と、ふらんと、ゆうかにゃんと、何時までも一緒に暮らせたら良いと思って生きています。 今日も私はゆうかにゃんに見守られ、お花の匂いを感じながら優しい眠りに身をゆだねます。 あれからしばらくして「めーリンガル」なる物が発売されたそうです。 ご主人が大変興味を持ちました、なんでも私の喋ることが解る物らしいです。 私の声を理解してもらえるのは楽しみであり、少し恥ずかしくもあります。 ご主人は張り切って買い物に出かけていきました。 ですが、帰ってきたご主人はがっかりしていました、人気の品らしく手に入らなかったようです。。 私も少しガッタリしたようなほっとした様な気がしました。 ご主人に、ふらんに、ゆうかにゃんに、たくさんお礼を言いたいけれど、何だ恥ずかしい気がします。 言葉が通じない時は必死に思いを伝えようとしましたが、いざ伝わると思うと湧き出るこの感情は何なのでしょうか? 今日も元気いっぱいに、じゃおおん!と鳴きます。 「大好きですご主人」と。 完 某文学作品のパロみたいなものです。 個人的にゆうかにゃんはゆうかより弱そうなイメージがあるのであんな役回りです。 もともとは、めーりん視点での鬼威参によるハイテンション制裁、虐待を描く予定でしたが、 書いている内に登場キャラ達が勝手に動くので、そのまま流されてこの様な形になりました。 制裁、虐待物を期待していた方はすみません、流れに乗った結果がこれだよ。 徒然あき 挿絵 by全裸あき 過去に書いたもの ふたば系ゆっくりいじめ 819 ムシゴロウ王国 ふたば系ゆっくりいじめ 826 ムシゴロウ王国2 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 828 ムシゴロウ王国3 ふたば系ゆっくりいじめ 831 ムシゴロウ王国~王国の仲間達~ ふたば系ゆっくりいじめ 835 罰ゲーム ふたば系ゆっくりいじめ 836 ショート ふたば系ゆっくりいじめ 841 ゆんセルク 絵 ふたば系ゆっくりいじめ 842 ハイテンション ふたば系ゆっくりいじめ 848 思いを伝えよう ふたば系ゆっくりいじめ 849 ゆんケストラ ふたば系ゆっくりいじめ 850 即興 ふたば系ゆっくりいじめ 856 ムシゴロウ王国5 ふたば系ゆっくりいじめ 861 ゆっくり草 ふたば系ゆっくりいじめ 863 めーリンガル ふたば系ゆっくりいじめ 869 とかいはにリフォーム ふたば系ゆっくりいじめ 876 ゆっくり草子 ふたば系ゆっくりいじめ 879 ムシゴロウ王国6 ふたば系ゆっくりいじめ 888 一週間 ふたば系ゆっくりいじめ 896 モチモチぷにぷに ふたば系ゆっくりいじめ 897 酔っ払い 徒然あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 最後のめーりんでかいw -- 2020-04-30 17 52 54 あらかあいい -- 2019-03-29 21 38 55 めーりんかわゆす -- 2017-03-21 21 29 23 ご主人が以外と虐待うまくてワロタ -- 2015-10-10 01 49 31 メーリンの寝顔がやBE\(^o^)/ -- 2015-09-21 22 41 35 めーりんたんぺろぺろ -- 2015-03-30 18 21 58 かわええー‼理性ポキン!!!!!!!!!!やべぇもうがまんできねぇ。めーりん好きだーーーーーーーーーーーーー! -- 2014-05-26 09 24 42 う…うわーん #128557;うおーいおいおい。こうゆう、ゆっくり保護したい。ふらんと、ゆうかにゃんと、メーリンが、可愛すぎる。 -- 2014-04-29 14 48 52 あっすいません、ちょっとパンツ 見せてもらっても ヨホホホホー \ピチューン/ -- 2014-03-17 20 50 16 めーりんは原作でも身長は高いし、 なによりもOPPAIがデカイから 大きいのかな? -- 2013-09-25 23 24 50 ゆっくりふらんではなくフランドー???「ぎゅっとしてどかーん!」ピチューン -- 2013-07-08 01 09 13 あれはゆっくりふらんじゃなくてフr いや止めておこう -- 2013-06-19 02 55 12 心温まるいい話でした。めーりんは極めて善良かついい子ですね 挿絵の可愛さも秀逸の一言に尽きます -- 2013-06-02 14 20 41 すごくかわいくてゆっくりできるー^^ -- 2013-02-25 16 12 53 めーりん飼いたい -- 2012-10-06 00 45 17 めーりんでかい。 -- 2012-09-12 13 19 25 挿絵のフランはどう見ても・・・いや、やめておこう。 だがこれだけは言いたい。挿絵はゆうかにゃんではなく橙だ。 めちゃくちゃゆっくりできた -- 2011-11-11 12 37 14 めーりんは優良種だなぁ -- 2011-09-28 17 56 32 挿絵のフランが本人にしか見えないwwww -- 2011-08-24 08 44 46 おめー天才 絵もいいストーリーもいい しかしゲスに対する徹底した格差待遇と虐待がないのは寂しい -- 2011-08-05 23 13 00
https://w.atwiki.jp/futabayukkuriss/pages/1188.html
エコを目指す加工所 7KB 虐待 ドスまりさ 加工場 現代 人間なし 同ネタ多数と思われ ※独自設定垂れ流し。 ※同様のネタ多数と思われます。「これはすでに~~が通った道だよ!」といわれても 仕方ない…。 ゆっくり研究では他の追随を許さない加工所。ゆ害対策から新ゆっくり製品まで幅広いラインナップ で評判を得ていた加工所も、時代の流れには逆らえない。ついにエコ分野での活躍を要求され始めた のだ。 「エコを目指す加工所」 必殺引篭り人 加工所が目をつけたのはゴミ処理。コンポストなどでゆっくりの活躍ぶりは有名ではあるが加工所は 一味違う。もっと大掛かりに、しかも幅広いゴミを対象にやろうというのだ。 さすがに加工所は大きくなりすぎているため、ゴミ処理専門の新会社を自治体と共同で立ち上げ、 そこで行うことにした。もちろん技術指導は加工所が行う。 では施設の内部を見てみよう。 処理室はパイプが垂直に立てられ、それが円形に並べられている。パイプの1本1本は終端に ゆっくりがついている。ちょうどパイプにぶら下がっている形だ。 ゆっくりはパイプをくわえるように口をあけさせ、くちびるにあたる部分が接着されている。 このためパイプにゴミを入れると強制的に口の中へと入っていくのだ。 これだけだとゴミのにおいや味を嫌がるゆっくりは必死に抵抗して食べない。そこでゴミ処理場では ドスまりさを使った強制むーしゃむしゃ処置を行っている。 ゴミをパイプに投入されると、ぶら下がったゆっくりはのどを閉じて必死に耐える。 (むぎゅ~!けんじゃはこんなくさいものはぜったいたべないわ!) (れいむはしんぐるまざーなんだよ!こんなくさいものはたべたらだめなんだからね!) (むりやりたべさせるなんてとかいはじゃないわ!) (まりさはおいしいものじゃないとたべないよ!さっさとこのごみをどこかへすててね!) もちろんパイプをくわえ込む形なので、実際にはむーむーと騒ぐだけである。 ここで別の声が聞こえてくる。 「ユユッ!?ミンナガユックリデキテナイヨ!ドス!ミンナヲユックリサセテアゲテネ!」 ゴミ処理場が用意したテープが流れているのだ。パイプの集合体の中心にはひときわ大きなパイプが 存在する。そのパイプには、ドスまりさが接着されている。ドスまりさは巨体のため、あんよを支える ようにドーナツ状の支柱が用意されており、パイプから直接吊り下げられているほかのゆっくりとは 待遇が異なる。テープはこのドスまりさに大して流されているのだ。 (ゆゆっ!?みんなゆっくりできてないよ?いまどすがゆっくりさせてあげるからね!) ドスまりさはテープに対して何の疑問も抱かない。それもそのはず。ドスまりさは中枢餡を少し削られ、 頭の足りない状態にさせられているのだ。 そしてドスまりさはゆっくりオーラを放射する。 (…ゆゆっ!?なんだかゆっくりしてきたよ…。) (…むきゅー…、ゆっくりできるわ…。) ゆっくりし始めるゆっくり達。ゆっくりすると口の中に何が入っていたかも忘れ、そのままむしゃむしゃ と食べ始めた。 (…むきゅー…、こんな…もの…、たべたく…ないのに…。むーしゃむーしゃ…) (れいむは…しんぐる…まざーだよ…。むーしゃむーしゃ、ふしあわせー…) (…ゆっくり…したくないよ…。むーしゃむーしゃ…) ドスまりさのゆっくりオーラで強制的にゆっくりさせられ、反射的に口の中のものを食べてしまう ゆっくり達。 (ゆーん!みんなゆっくりしてるよぉ!そうだよね、こんなおいしいものたべてるんだもの!) ドスまりさは頭が足りないため疑わない。長期にわたりゆっくりオーラを出してもらうため、 ドスまりさだけにはレストラン等から回収した残りものの野菜(新鮮なもの)を厳選して与えられて いるのだ。 ドスまりさはそのような野菜が全てのゆっくりにも与えられていると勘違いしている。 しかしただのゆっくり達に与えられるのは腐りかけの生ゴミ、街中や公園の清掃で集められた落ち葉、 木材をチップ状にしたものなど普通であれば一切食べないようなものばかり。それを強制的に食べさせ られる日々。当然ながらゆっくりの寿命は短い。 今、一匹のれいむが寿命を迎えたようだ。ゆっくりは死ぬと皮のもちもち感がなくなり、もろくなる。 パイプに接着された部分がちぎれ、れいむは下へと落ちていった。 下では大きなミキサー状の機械がれいむを迎えた。ゴミを食べた他のゆっくり達はうんうん、しーしー をする。それらとともにれいむは粉砕され、餡子液へと姿を変えていった。 ゴミ処理場ではこのようなパイプ群が複数存在する。それはゆっくりによる餡子変換にも限界がある ためである。一回だけの餡子変換では完全に消化できなかったり、有害物質が残留するのだ。 そこではじめのパイプ群(以後、第一フィルタと呼称)が出したうんうん、しーしーを液状にして 第二フィルタへと供給する。生ゴミ程度であればこの第二フィルタを通せばほぼ完全に餡子へと 変換されるが、有害物質が多い工場排水などは複数段階のフィルタによる餡子変換を行う。 なお生ゴミや木材チップなどはまだご馳走の部類である。最近では屎尿処理までゴミ処理場で手がけて いるのだ。強制的に屎尿を飲まされる第一フィルタのゆっくり達は当然ながら寿命が極端に短い。 それだけストレスのかかる処理ということだ。 どのようなゴミ処理でも最終段階は同一である。うんうんやしーしーの穴を小麦粉でふさがれた ゆっくりをパイプに接着したものが最終フィルタである。 ここのゆっくりは餡子液(実際には前段階までのゆっくりが出したうんうん、しーしー、そして死骸) をたくさん摂取できるため、動けないにも関わらず非常にゆっくりとした表情である。 (ゆーん!うごけないけどあまあまがたべほうだいだよ!やっぱりれいむがかわいいからだね!) (あまあまがたくさんなのぜ!さっさとつぎをもってくるのぜ!) 食べる一方で出すことはないため、どのゆっくりもでっぷりと太っている。そのためドスまりさと 同じようにあんよをささえるドーナツ型の支柱が用意されている。 規定以上の重さになるとゆっくりはパイプからはずされる。体を支えていた支柱が下がり、自重に よりパイプに接着していたくちびるが千切れる。痛みで叫びながら、下に用意された透明箱へと ゆっくりは落下していく。 透明箱の中で罵詈雑言を叫び続けるゆっくりが運ばれるのが「糖化処理室」。ベルトコンベアに乗せられ たゆっくりはここで頭に電極を刺される。頭の痛みで罵倒が最大級にヒートアップした次の瞬間、 ゆっくりは凍りついたように叫ぶのをやめた。唖然とした顔で停止し続けるゆっくり。そしてそのまま 死を迎えた。 ここで行われるのは加工所の発明品、「餡電位多重再生装置」によるゆっくりの体内の糖分増加処理。 この装置のおかげで無駄な手間をかけずに高効率で糖を作り出すことが可能になったのだ。 ゆっくりは何かを感じると体内の餡子に信号が走る。加工所はこの信号を捕らえることに成功したのだ。 そして電気刺激により体内信号を模倣するシステムを開発した。それが「餡電位多重再生装置」なのだ。 糖化処理室でゆっくりに与えられるのは、最大級の虐待を受けたときの餡電位。しかも複数の異なる 餡電位をミックスして投与されるのだ。それが多重再生である。 処理室の中で、ゆっくりは「あんよを焼かれ」「アマギリされ」「おかざりを没収され」「おかざりを 目の前でバラバラにされ」「髪の毛を抜かれ」「体中に針を刺され」「死なないギリギリのところを 見極めて殴られ続け」といった数々の虐待が同時に投与される。さらにこの装置はそれら虐待を 短い時間に縮めて再生できる。ゆっくりは一瞬にして何時間にも及ぶ虐待を経験するのだ。 もうひとつこの装置の特徴をあげるなら、電位の増幅が可能ということだろう。これにより普通の 虐待が何十倍にも増幅されて感じられる。 複数の虐待を同時に、短時間に一気に経験する。しかも苦しみは何十倍。この処理によりゆっくりの 体内は限界まで糖分が増えるのだ。 ほとんど糖分のみとなったゆっくりは分離処理を施し糖液となる。これを発酵させることでバイオ エタノールを作り出すのがこのゴミ処理場である。今までは糖液にすることが難しかった木材や、 屎尿、落ち葉(銀杏の葉はフラボノイド類が多いため分解がとても遅い)などからも糖液が作れる とあって非常に効率が良いのだ。しかもゴミ処理場では燃やすことも無いので CO2 を出さず、 全ての機械はバイオエタノールによる燃料電池で動かしているためクリーンそのものである。 ゆっくりはゴミ処理場内の敷地で増産している。ビニールハウスの中で冬でも暖かくすごせる ゆっくり達はわが世の春を謳歌し赤ゆっくりを大量に作る。処理場内で自分達がたどるであろう 道筋も知らず、きょうもゆっくり達はすっきりに励んでいる。 加工所がエコやったらどうなるかな~、と考えたら同ネタ多数しか思い浮かばなかった。 自分の創造性の低さにヘコむ。 次回はバッジシステムを考察する予定です。36番あき様の漫画からインスパイアされる予定 です(また他人のふんどしかよ!)。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 551 真実を知るということ ふたば系ゆっくりいじめ 544 モチモチを生かして ふたば系ゆっくりいじめ 509 おかされいむ ふたば系ゆっくりいじめ 464 ゆ身売買 ふたば系ゆっくりいじめ 387 れいむはよげんしゃ ふたば系ゆっくりいじめ 248 ゆっくりできない理由 ふたば系ゆっくりいじめ 216 子まりさの反乱 ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ! ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 必殺引篭り人の作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ほー、なるほどなぁ。ゴミ処理できてバイオエタノールになるし上手いな。 -- 2010-10-16 20 08 15